2009/1,2,3 日本臨床歯科補綴研究会主催
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2009年1月、2月、3月とヘレウスクルツァージャパン株式会社東京研修センターで 西川義昌先生とNMGインストラクターによる実習セミナーを開催しています。 本コースは日本臨床歯科補綴研究会のサブコースとして企画され 、ヘレウスクルッツァージャパン社の 全面協力で実現したものです。 25名の受講生と昨年コースからのオブザーバー聴講生に対し、 NMGインストラクター9名という布陣で臨みました。 OURDENTではNMG事務局として企画運営などのお仕事をいたしました。以下報告します。 日時:2009年1月24日(土)、25日(日) |
今年で5年目となるヘレウス研修センターでのコース。今回も21名実習生が集まりました。昨年まで受講された聴講生も数多くご参加され、会場は寝気に溢れました。講師とインストラクターに続いて受講生の自己紹介が行われ、西川先生の基調講演。その後模型と器材の説明があり、さっそく実習に入りました。今回はインストラクターの中から特に宮崎市ご開業の大西一男先生が中心的役割を果たすことになり、9名のチームNMGを元気よく率いていただいています。 | |
西川先生には講義の後、自習中は後方の席で昨年以前に受講していただいた方の臨床模型を厳しくチェックしていただきました。実習の流れを見ながら、ホワイトボードやプロジェクタを利用して適切にポイントを指摘していただきました。第1回は前歯と臼歯のクラウン形成を実習し、無事に終了。次回は形成実習の続きとプロビジョナルレストレーションの作製実習、レジンコアの実習となります。 | |
ここからは2月の第2回セミナーとなります。土曜日はいつもより1時間早めて14時にスタートしました。まずは西川先生によるオンレー形成の講義、そして実習に移ります。前回出された宿題のチェックも進めながら、今回もほとんどの時間を実習に費やして、20時に終了。あっという間でした。 | |
昨日で支台歯形成については一通り終了し、今日はプロビジョナルレストレーションについての徹底実習となります。まずは講義とビデオの説明があり、臼歯、前歯の順に印象から作製、研磨、リマージンまでを一気に実習していただきました。細かなテクニックとともに、弛緩修復のもっとも重要なステップであるプロビジョナルを自ら形作ることの大切さを習得していただきました。最後にファイバーポストを利用したレジンコアの実習も行いました。今回も多くのメーカーさんに器材提供や資料配付、当日フォローなどのご協力をいただきました。 | |
さて、早いもので今回のコースも最終回となりました。ここからは3月のセミナーの様子です。土曜日はコンポジットレジン充填の講義と実習。左の写真はヘレウスクルツァージャパンのインストラクター、小野寺保夫さんです。各自抜去歯牙を持ち寄り、驚くほど簡易なステップとシェードで審美的な充填を体験していただきました。明日からの臨床が確実に変わるはずです。右の写真は実習後、研修会場にて簡単なパーティを開催したときの模様です。研修センター近くにあるファイヤーハウスという行列のできるハンバーガーショップから取り寄せて、立食形式。短い時間でしたが、この3ヶ月間の苦労話から将来の展望まであちこちで会話の花が咲きました。 |
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日曜日は、松風のプロアーチ咬合器を用いての診断用ワックスアップの実習を中心としたプログラムでした。技工室では鹿児島のアートデンタルラボの崎田竜仁社長と宇都宮の青柳さんの2人で受講生全員の模型装着を行っていただきました。本当にたいへんな前準備です。右の写真は児玉先生が受講生に咬合について指導しているシーンです。児玉先生には長時間の講義も担当してもらいました。受講生みんなでワックスアップ作業を通じて補綴治療の可能性とシビアさについて考えることのできた一日でした。 5年間続けてきました西川先生とNMGインストラクターによるこの3ヶ月コースも、今年をもっていちおうの終了とさせていただくことになりました。来年度からはまた違ったスタイルでセミナー活動を続けていく予定です。ぜひこのNMGwebサイトに引き続きご注目ください。 |