↑年を追うごとメカニカルな製品より電子的な製品が多くなってきている気がします。今回の展示場でもあちこちにパソコンが並び、多くのソフトウエアがデモされていました。写真はファイントークという患者さん説明ソフト。Windows上で動き、簡単に患者さん説明用の書類が出来るというものでした。また、同じような感じで従来からあるDental7、ナルコームから発売された「達人プラス」などが人気を博していました。OURDENT.COMでもネット販売しております! | ↑(株)ヨシダ社のブースにはなんとCTスキャンが展示されていました。NewTomという名称で、かなり大掛かりな製品でした。最近はインプラント手術も複雑化してきたせいか、モリタの3DXシステムやSimplantなど多くの立体的レントゲン装置が発表されてきました。しかし装置がこうまで大掛かりになってくると、今後は一軒の歯科医院ですべての検査装置を揃えるというより、何軒かの医院で共有するような形態が出現するのかもしれません。 |
↑レントゲンといえばモリタのブースに並んでいた新しいディゴラの入力装置・・・いくらなんでもちょっとデカ過ぎませんでしょうか・・・左に写っているのがパノラマの支柱です。さすがは広い大陸製だなあと感心することしきり。もちろんこれに別途サーバーとPCとディスプレイとキーボードは必要です。 | ↑こちらはタカラベルモントのブース。歯科衛生士を主体としたケア中心の診療空間を提案していました。こういうあたりはこの会社の真骨頂といったところでしょう。予防や審美へのシフトをうまく捉えて製品化するとこのようになるのかもしれません。都会ではそのようなスタイルも徐々に増えてきたと聞きますし、これからは術者も患者さんも女性抜きには語れない時代になっていくのでしょう。 |
↑三金と一体化したデンツプライのブースに並んでいたのはあたらしいニッケルチタンロータリーファイルシステムの「プロテーパー」。従来からあるGTロータリーシステムに比べるとより簡単な術式で多くの根管拡大を単時間で可能という製品。欧米の商品はちょっと目を離すと発売元がころっと変わったりしてます。メルファーもいまは三金さんからご発売。 | ↑佐藤歯材のブースには介護用の面白い製品が並んでいました。これは口腔清掃用の綿棒「キララ」。水につけても型崩れしない綿棒を、ご自身も臨床家である社長さんがあちこちあたって見つけてきたという逸品。一本ごとの滅菌済みで50本入り2,500円。従来あるスポンジ製のものよりもずいぶん患者さんに優しく、衛生的でかつ安価です。 |
↑(株)茂久田商会では”デンタルアラート”という患者さんが痛みを訴える時に光で表すコミュニケーションツールを発売。「痛いときは手をあげて」と言われても実際なかなか上げられないものです(実話)。そういう時に患者さんにボタンを握ってもらい、痛いときだけ押してもらうと、赤いLEDがピカリと。アメリカ製で9,800円也。モデルの篤君ご苦労様。もっと製品が見えやすいように持ちましょう(笑 | ↑いつも二階のブースは最初にチラッと見られた後、そのまま誰も戻って来ない、という悲しい目に遭ってしまいがちなのですが、相変らずプラネットのブースは人気でした。ライバル品が出揃ってきたせいか、力の入った開発と営業を繰り広げておりました。確かに高額なソフトですが、しっかりしたフォローと実績ではまだまだトップランナーという感じでした。 |
↑デンタルショー会場では学術的なレクチャー常に二部屋で開催されています。特にPMTCや予防などのテーマに多くの聴講生が集っていたようです。このような地道な設置の努力をされた福岡県の組合の皆さま、本当にご苦労様でした! | ↑ということで、2日間で総計10,129名が来場されました。毎年確実に参加者が増えていっております。日曜日より午後からしかない土曜日の方が来場数が多いというのがここ数年のパターンとなりつつあるようです。また来年も盛会で、有用な展示会であることを期待します。長い記事の通読ありがとうございました。 |