2016年12月12日月曜日、実家で朝食、午後から仕事
目を覚ますと実家のベッドの上。昨晩は八代のライブハウスで演奏した後飲んだくれていたのでした。80を超える母親に作ってもらった朝食を食べ、お礼にってことじゃないけど4年前から持ち歩いているKindle PaperWhiteを中身入りで預けることにしました。というのは今朝ベッドの中でネットしてたらAmazonのセールが今日までということを知り、そろそろKindleも買い替えようかななんて考えていたからです。百人一首カルタくらいの文字の大きさに設定したら老眼鏡無しでも本が読めると喜んでおりました。
さてどうにか運転できるほどに復活、九州自動車道で自宅に戻ることに。震災復旧工事で渋滞が始まっていたのでいつも降りる益城ICの1つ前(御船IC)で降りました。そうだと思いつき、少しだけ遠回りして益城町中心部を通ってみることに。もうすぐ地震から8か月を過ぎようとしていますが、ようやく被災家屋の解体が進んでいるようで、あちこち歯が抜けたように空き地ができていました。自宅に戻り、今度は柴男社長を連れて近所をひとまわり。このあたりも日に日に解体家屋が増えていて更地が目立つようになっています。誰かが暮らしていた場所が更地になると途端に狭く感じるのはなぜだろう。
2016年12月13日火曜日、熊本SJCD忘年会
今朝も柴男の早朝おしっこに付き合うと小雨が降っていて12月としては暖かな朝6時でした。午前中は主にあちこちからの長電話。ちょっと風邪気味な感じもするので無理せずゆっくり過ごして夕方傘を持ってバスに乗ると絵に描いたような年末大渋滞。ところがバス専用レーンのおかげでバスはすいすいと熊本市繁華街に到着するのでした。バスを降りるとなんとなくズボンに違和感が。久々にスーツを来たせいかベルトを忘れてきたようで・・・降りてすぐの100円均一ショップに駆け込み500円でベルトを調達、事なきを得ました。またデフレに助けられてしまった。
今日は年に一度の熊本SJCD忘年会なのです(詳しくはこちらをごらんください)。今回も受付とちょっ
とした進行、ホテルへの支払いや写真撮影など事務方として働きました。終了後皆さんは二次会に散っていかれましたが体調不十分な僕はバスで帰宅。車中、実家の母からLINEが届き先日強力に勧めておいた映画「この世界の片隅に」をdenkikanに観に行ったとのこと。戦時中のことを思い出してとても良かったと書かれていたので安心しました。実際に空襲などを体験した人に気軽に薦めて良いものか多少悩んでいたのもので。帰宅すると録画されてた「逃げ恥」を妻と一緒に見るという修行が待っておりました。
2016年12月14日水曜日、3台目のKindle到着、AOG例会など
テレビを見ていると小池都知事の「都民ファースト」という言葉が流れてきて、いやなんか違うよなあなどと考えてしまいました。もともとどういう思惑で発せられたかどうかは無関係に、言葉は一人歩きしてしまう可能性がある以上、あまり適切ではないと感じたからです。たとえば「東区民ファースト」「熊本市民ファースト」「県民ファースト」「日本国民ファースト」「黄色人種ファースト」なんて言葉を目にしたらどう控えめに見ても底意地の悪さしか感じないわけで、リーダーが使うべき言葉ではないよなあと感じました。トランプは使ってますが。
夜はAOGという勉強会の例会へ。今年最後の会合となりますが私としては久々の参加となりました。会費徴収や新年会企画といった裏方仕事です。自宅に戻るとAmazonから荷物が届いてまして、月曜日に注文していたKindle PaperWhiteです。セールで広告なしモデルを半額ちょっと(8,000円弱)で購入できました。持ち歩くKindleとしてはかれこれ3台目となります。最近は買う本の半分以上が電子書籍なのですが、新しいKindleはページめくりも速いしシェアするときのソフトウェアキーボードの反応もまともなので買い替えて正解でした。旅先や寝る前の読書がまた楽しくなりそうです。
2016年12月15日木曜日、今日から週末まで関西出張
雨の熊本空港まで運転し、民間有料駐車場に車を置き、伊丹行きANA便へ。機内ではすっかり熟睡しておりました。10分遅れで伊丹空港に着陸、リムジンバスに乗って神戸三宮へ。車内ではこの業務日誌を書いてました。お迎えに来てくれた取引先社員さんと車で今度は神戸空港へ。空港内にあるちょっと贅沢なお寿司屋さんで豪勢なランチをいただきまして、その後彼らの会社でODML説明会を1時間程度行いました。
次は三宮バスターミナルから高松行きの高速バスへ。ネット予約したときはあと2席!なんて書いてあったのにほぼ貸し切り運行、2時間半で明石海峡大橋、鳴門大橋を渡ってうどん県へ。夜の打合せを終えてビジネスホテルにチェックインするとやることがなくなったので近くの焼き鳥屋で一人飲みへ。店のオヤジと地震話などで盛り上がりました。
2016年12月16日金曜日、京都で歯科企業協議会忘年会
またも無駄に早起きしてしまいKindleで読書などしておったのですが、Google先生によると朝6時半から開店してるうどん屋まで1kmないってことが判明、早朝散歩に出かけました。想像以上にお客さんで混雑しているお店で久々の釜玉うどんを満喫。ホテルに戻ってチェックアウトした後はまたバスで今度は京都行きへ。4時間弱の車内では仕事したり本読んだり寝たり音楽聴いたり景色を眺めたり。バスの移動は大好物なのです。
京都駅で今度は市バス100番に乗換えて祇園へ。大阪の友人らと待ち合わせしてたまたま見つけた地下の喫茶店へ潜り昼ビールとカレーライス。14時からは知恩院和順会館にて毎年恒例の日本歯科企業協冬季例会へ。昨年に続いて手嶋龍一氏の講演を2時間ばかり楽しめました。ちょうどロシアのプーチン大統領が来日し首脳会談を行っている最中ということでタイムリーな企画となりました。
例会後は祇園「左阿彌」にて忘年会。手嶋氏も参加し昨年に続いて個人的にもいくつか話をしました。講演中のスライドにあった「インテリジェントサイクル」はちょっと興味深くて、まるで僕が仕事にしているODMLと顧客である歯科ディーラー、その先にいる臨床家の関係とよく似ているなと思ったのです。スライド中のキーワードで言えば「情報収集」のツールがODMLで、情報分析(選別して真贋を判定)と情報精査(分析・報告書の取りまとめ)が歯科ディーラーの役割になり、カスタマー(情報サイドに関心領域を伝える)が歯科臨床家のポジションということになるのだと思います。つまり優れた歯科ディーラーはインテリジェンスオフィサーってわけですね(笑)自分のやっている仕事の位置づけを再認識できた良い機会となりました。
ステージでは舞妓さんが踊り、京料理やワインなど贅沢な会となりました(参加費1万円)。会場を回ってたくさんの業界人とも話ができましたし(あんまり憶えてないけど)、ここのところ業界の集まりにはあまり出ていない僕としては貴重な機会です。
散会後は大人しく四条烏丸のからすま京都ホテルまで歩いてチェックイン。1年ぶりの京都ですが18歳から25歳まで暮らした街でもあるので懐かしくもあります。部屋ではロシア関係のニュースなど眺めながら就寝。
2016年12月17日土曜日、午前中京都国際マンガミュージアム、夜は阿蘇高森でセッション忘年会
早朝からホテルの朝食を満喫、思わず中華粥お代わりしてしまいましたよ。そうだお土産は漬け物にしよう。今日は夕方のフライトを予約してるのですがそれまでやることがない。紅葉が残っていたらどこか観に行こうかなと思ってたのですがすっかり散り落ちてますし。調べると京都国際マンガミュージアムまで歩いてすぐだと知り、ちょっと行ってみようかなと。歩き出すと昨日とは打って変わって暖かい陽気でした。子供の頃からそんなに一生懸命マンガ読んだ方ではないと思うのですが、マンガの作り方や流通の仕組み、分業体制や世界的な経済規模など興味深い展示に心惹かれました。小学校を再利用した建物は歩くたびに木の廊下が軋んでなんだかちょっと良い気分。まだ時間があるので目の合った漫画本を手に取りしばし空想世界に埋没したり。読んだのは、つのだじろう「うしろの百太郎」第一巻、高橋留美子「うる星やつら」最終刊、つげ義春「リアリズムの宿」など。
ミュージアムを出て今度は錦市場へ。混雑する通りを進み、以前と同じ打田漬物店で妻の好物緋の菜を買い荷物を預けていたホテルへ。烏丸駅から阪急で南茨城駅、そこからモノレールで伊丹空港へと移動し、16時半の熊本行きANAへ。機内では美しい夕焼け空を見ながら本読んだり寝たり。
さて、熊本空港から今度はグリーンロードを通って高森町へと運転するのです。今朝までチェーン規制が掛かっていて凍結や積雪による事故が多数報道されているのですが、僕の車はばりばりのノーマルタイヤ、しかもチェーン持ってません。チェーン買おうにもコペンに合うタイプは特注品らしくどうしたものかなと悩んだのですが、とりあえずいけるところまで行ってみるかと駐車場を出て阿蘇方面へ。本当なら国道57号線や俵山トンネル経由だと特に問題ないはずなのですが、なんせ地震で使えません。標高1000mを超えるグリーンロードをヒヤヒヤしながら運転したのですが幸いにして凍結や積雪もなく予定通り高森の「やま康」に到着しました。
今日は音楽仲間多数による飲みながらセッション忘年会でして、僕も日ごろできないはずのJAZZからはじまってフォープレイのようなフュージョン、ロックンロール、フォーク、歌謡曲、正体不明のセッションとギターとグラスを手放さないまま深夜まで多いに暴れたのでした。
2016年12月18日日曜日、阿蘇ドライブから久留米へ
朝3時過ぎまで騒いでて先月と同じ素泊まりの宿に転がり込み、布団にくるまって目を覚ますと吐く息が白い阿蘇の朝でした。マイナス5度まで下がったという気温ですが、日が照るにつれ暖かさを感じるほどに。10時過ぎまで泊まった仲間たちとうだうだしてたのですが、そろそろ帰るかってことで解散。
僕はこのあと久留米まで出かける用事があるので適当に給油し、無理にコペンの屋根をオープンにし、暖房全開で阿蘇の山々を駆け抜けることにしました。途中はいったドライブインで思わぬ絶品のちゃんぽんに出会えたり、赤いフェラーリに無理矢理ついていってみたりとなかなか飽きない3時間。
久留米では古い友人がバイトしている出来たばかりのイタリアンバルでしばしハッピータイム。福岡からの友人3人も加えてプチオフ会的なノリでした。夕方今度は九州自動車道を使って帰宅。インター前で復旧工事渋滞が始まってしまいましたがどうにか無事に帰宅できました。神戸→高松→京都→阿蘇→久留米の強行日程はさすがに疲れたのかよく眠れました。