2016年8月22日月曜日、高松から徳島、そして福岡行きの深夜バス
先週から続く中四国行脚も今日が最終日。目を覚ますとそこは高松市のビジネスホテル、朝食はさすがはうどん県の首都だけあって朝うどんでした。電車に乗って最初の訪問へ。何度か研修会でお世話になってこともあり顔見知りのスタッフに案内され月曜日しかも締め日あけという忙しい朝にお時間いただきました。10時過ぎ、今度はJR在来線に乗って隣県徳島市へと移動。在来線って移動時間のうちかなりの割合が駅での通過待ちなのですね。車内では文庫本読んだりちょっと仕事したりとのんびりできました。
佐古駅で降りてそこから2kmばかし炎天下を歩くわけですが、なんか最近太り気味でもあるのでタクシーはできるだけ避けてカロリーを使おうと。降下の下を歩く分には風が吹いてるのでどうにか耐えられるのですがそこを外れるともうサハラ砂漠をさまよう迷い人のような状態でたまらずマクドナルドで一服、体温を下げた後で今回のツアー最後の説明会と相成りました。終了後もまた1kmちかく別の駅まで歩き、そこから徳島駅へ。またまた在来線にのって高松駅へと戻りまして、
深夜に発車する福岡行きのバスまで高松駅周辺をうろうろしました。数年前にも立ち寄った駅前のめりけんやで釜玉(小、あったかいの)を食べ、駅ビルの居酒屋で生ビールをあおり、最後はバス待合室でリオデジャネイロオリンピック閉会式のテレビを見たりこの業務日誌を書いたりしてるうちに23時となりました。
2016年8月23日火曜日、キャナルシティから熊本までバス、夜は例会
僕の乗った深夜バスは予定より少し早い朝7時半にキャナルシティに無事到着、まだ涼しさの残る道路を博多駅まで歩いてるとみるみる日射しが強くなり気温も上がっていきます。回りには出勤や通学のみなさん。都会で生活するのって大変だなあとあらためて感じました。僕もわりとヘロヘロなんですが。博多駅のパン屋さんでモーニングを取り、またもバスにのって今度は熊本へ。1週間ぶりの自宅に戻ったのが午前10時半でしたので、昨夜からほぼ12時間、バスに乗っていたことになります。いつまでこんな出張するんだろう。
自宅でしばらく休んだ後こんどは皮膚科へ。先週雨のキャンプでブヨに刺された左足首が巨大な水泡となっており出張中自分でガーゼしてたのだけどあまりの巨大さに妻が病院行けと。1年前も同じ原因で行った皮膚科に入り、2時間ちかく待たされて水疱を処置してもらい軟膏2種類とガーゼ貰って帰宅。ところで内科に比べると皮膚科って診療費が安い気が。夕方、9年目となって効き目が弱ってきたエアコンのクリーニング屋さんがやってきてドロドロと黒い液体をこれみよがしに見せながら処理していきました。しばらくは乾燥のため暖房にしておいてくださいと言われ、家中がサウナ状態に。これでまた冷えるようになるのかしら。
夜は月に一度のSJCD例会へ。写真を取ってWEBページをアップしたりしながら今月も無事に終了。食事会は今回ひさびさに欠席しました。
2016年8月24日水曜日、10周年のメルマガ書いたり
なぜか妻が最近はまっている冷や汁で朝ご飯。なんどか宮崎で食べたときはあんまり美味しいって思わなかったけどこうも暑い日が続くと重宝します。ということで午前中は10月宮崎研修会の準備など。
お昼休み、Amazonから届いたボックスレンチでギターのネック調整に挑戦。20年前にロスで衝動買いしたCarvinのストラトですが、長年放置してるうちそこそこネックが反ってたようです。調整したら見違えるように弾きやすくなりました。これで週末釜山も安心だ。。
午後からは月に一度のODMLメルマガを書き始めたのですが、ふと気になって第1号のファイルをみたら2006年8月に発行していたのでした。というわけで急きょメルマガ発行10周年!って記事にしてみました。考えみるとこの業務日誌も1999年4月くらいから(なんどか中断しながらも)書いてるわけで、小中高とまったく日記が書けなかった僕にしてはなかなかの成長ぶりです。夜はなぜかHuluで「俺たちダンクシューター」という実に下らない映画をゲラゲラみて寝ました。
2016年8月25日木曜日、本番前最後のスタジオ練習
お昼は松山で買ってきた五色そうめん。なるほど色によって味が違うんだーと感激しながら食べました。書き終わったメルマガを送信したあとはさっくり早めの晩ご飯を食べて練習スタジオへ。土曜日本番前最後の練習となります。ところがもう一人のギターがどうしても参加できないってことでここでも音合わせできず。当日直前のリハで役割分担を決めることになりヒヤヒヤです。スタジオでは2時間、曲の構成など練習して終わったのは23時、この時刻になるともう窓を開ければエアコン要らずの涼しい季節になってきました。
2016年8月26日金曜日、早朝から寝ぼけて焦る
今朝午前5時38分、やおらベッドに立ち上がり「うわやっべ遅刻だ、あと7分で集合時間だ、しかもここから車で30分かかる距離だ、そのうえ何にも準備してねぇ、しかし何で目覚まし掛けずに寝てしまったんだろ俺、マジやべー、とにかくどうにかして夜までに釜山行かないと!」などと欽ちゃん走りしながら叫びはじめた僕を眺めていた妻が「いやそれ明日だろ、今日金曜日でしょが」と冷静に突っ込んだとこで完全に寝ぼけてたことに気づいたのでした。いやはや焦りました。完全に一日間違ってました。ということで妙に早起きしてしまってそのまま仕事モードへ。
朝は涼しくてもろもろ捗ります。それと明日の準備。ギターの弦を張替え、荷物(といってもシールド2本とオーバードライブ1個)と1泊分の着替え、もちろんパスポートを玄関先に置き、これで万が一遅刻寸前に飛び起きてもなんとかなるわと。
晩飯は景気づけに、と益城ICちかくのMKレストランに出かけ今月末で食べられなくなるという限定メニュー、激辛カレーしゃぶしゃぶ食べ放題を注文し、フォー10人前とかタガが外れた状態で夫婦で飲んで食べて代行運転で帰ってきたらもう22時とかにダウン。これで明日朝遅刻はないだろう。
2016年8月27日土曜日、まさかのビートル欠航釜山延期、八代で緊急ライブ
なんか嫌な予感がしたのか午前2時半にふと目を覚まし、iPhoneでFacebook眺めてたらバンドメンバーが「台風のバカヤロウ」って書いてたわけです。なんだ?とグループメッセージみたらなんと台風10号の影響で高波注意報が発令され博多・釜山を結ぶ高速船ビートル全便欠航と。というわけで今回のイベントそのものが延期となってしまいました。あらら。昔から雨男とか嵐を呼ぶ男とか冗談で自慢してましたがまさか人生初の海外演奏までも止めてしまうとは。。
目が覚めてしまって仕方がないので本読んだりテレビ見たりしてたけどそのうちメンバーが「このままでは終われない」と盛り上がり始め気がつけば今晩八代市のレストランバーZで緊急Liveを開催することになってました。ならば、と簡単なチラシ画像をこさえてみなさんで告知しまくろうぜとお昼過ぎから精力的にネット活動開始。
15時、妻とクルマに乗って八代へ。16時から音出しリハし、17時から18時まで本番。急な企画にも関わらず集まってくれた聴衆を前に釜山のために準備した10曲を全力で演奏しました。その後は打ち上げとなりたまに演奏したりもしながらガンガン飲んで食べ、二次会は近くのカラオケスナック(ここのママがなんと20年前に一緒にステージに立ったメンバーでお互いびっくり)、3次会カウンターバー、4次会またもやZに戻ってラーメンなど麺類で締めて代替八代大宴会を終了。16時から10時間ばかり飲み続けてた計算です。さすがにもうふらふら。実家に戻ったのは午前3時近くになっておりました。
2016年8月28日日曜日、テレビとかみながら家で大人しく
実家のベッドで目を覚ますとさすがに頭が痛いのはもちろん飲み過ぎたからですが、めげずに朝ごはん。そのまま台所に座ってNHKでやってた「証言記録・東日本大震災 岩手県 大槌町 ~行政機能を失った町役あ場」をただ呆然と眺めました。やはり死者の数という面で熊本の地震とは桁違いな天災だったのだなあとあらためて思いながら画面から目を離すことができませんでした。チャンネルを変えると今年もやってる24時間テレビ。あまりの落差になんとも言えない気持ちに。
酔いもさめてきたし、天気も下り坂なのでそろそろ自宅に戻ることにしました。高速道路を使わず県道を北上してたのですがふと宇土市役所の前を通ってみようかなと思いつき、ナビに誘われて走っていると何度もテレビでみた倒壊寸前の役所の前に出ました。午前中見た大槌町の番組を思い出しながらこちらの震災当時のことも考えました。少し走るとプレハブの役所があり、まだまだ今でも大変なんだよなあと頭の下がる思いでした。
自宅に戻ると昨日録画した演奏の動画を編集したり、まだまだやってる24時間テレビをくさしたりしながら妻が「韓国行けなくて残念でしたねー」とそれっぽく作ってくれた料理で夕食を。今週もなかなか激動の一週間となりました。
<今週読んだ本>
-
- 松山の本屋さんで何となく購入。2年ほど前に村上春樹本をブックオフで大人買いして一気読みしたのだけどこれは読んでなかった。表題作はなんだか他人事とは思えない夫婦の関係が面白かったし「象の消滅」はどこか小学生の頃に図書館で読んだまま忘れてしまった不思議話のようだった。ねじまき鳥の庭はたぶんうちの近所にもあるはずだ。まだみたことないけど。
-
- 熊本日日新聞の書評をみて購入。ホシコシチョウという響きを僕が物心つく頃にはしょっちゅう耳にしていたくらい熊本ではメジャーな存在だけどまさか満州で甘粕正彦の義弟だったなんて全然知らないことばかりだった。僕が小さかった頃の昭和40年代、50年代はまだ戦前戦中と明確に繋がっていた時代だったことをあらためて認識した。
-
- これも松山の本屋で。カズオイシグロを読むのは「日の名残り」に続いて2作目だけど、両作品とも主人公が微妙にどこかズレていてちょっとまともではないところが面白い。同時期に読んでいた村上春樹の主人公はいつでもニュートラルで読者が感情移入してしまうけど、これはちょっと違う。もしかしたらそれってイギリス的なのかもしれない。
- 電光オズマ(松本零士)(1)〜(3)
- Kindleアンリミテッドお試し期間ってことでiPadで漫画でも読んでみようかなと。小学生向きと思われる昭和40年代のSFジュブナイル漫画ということで、昔読んだ海野十三の古典SFを思い出させた。それこそ当時はまだ太平洋戦争を引きずっててどこかでいつの日か戦勝国を夢見ていたって雰囲気がそうさせるたのかもしれない。
- ナスカ(松本零士)
- 同じくアンリミテッドで。1981年の作品らしいからそんなに古典でもないと思うんだけどやっぱりどこか懐かしい感じがする。やっぱ僕はアニメ作品よりも彼のどこかにやけた漫画が好きなんだなと再確認。それにしてもアンリミテッドってこういう作品を気軽に読めるところが素晴らしい。
<今週観た映画>
- 俺たちダンクシューター(hulu)
- もうほんとに下らなくてこういうの大好き。