51歳になりました。年とると身体が弱くなっていけません。
2016年2月22日月曜日、早寝早起き。
朝一の電話は10年ほど前に主催していたコースを受講した僕より若い歯科医師が突然死したという内容で、原因などはその時点では不明でしたがその後大動脈解離という噺が伝わってきて僕も血圧高めなので気をつけないとなあとあらためて。なんてことを考えてたら週末までの風邪がぶり返してきたのか夕方からベッドに潜り込んでしまいました。夜は毎週月曜日の恒例行事、鶴瓶の家族に乾杯を見てまたあっという間に就寝。早寝早起きは良いことに違いない。
2016年2月23日火曜日、月に一度の例会。
午前中はこのブログを書いたり。お昼過ぎに講師の先生から電話があり昨日に続いてまた受講生が亡くなったとの報せ。僕らがやっていたコースの受講生だったこともありひと頃はずいぶん電話したり飲んだりしたものです。いろいろあったのでしょうけど生きていて欲しかった。いよいよ健康に気をつけねばとお昼にジムに行きプールに沈んでいたらだいぶ元気になってきまして戻ってしばらくメール仕事したあと夜は熊本SJCDの例会へ。写真撮ったりFBページをアップしたり業務連絡したりしながら、やっぱり僕はステージに立つより裏方仕事の方が落ち着くんだなとしみじみ実感。解散後は近所の居酒屋で日付が変わるまで食事会となりました。ウーロン茶で通したので運転して帰宅。自宅に近すぎると代行運手だのみで飲もうって気にならないのです。
2016年2月24日水曜日、50歳最後の日。
今朝は震えるほど寒かったのに、お昼には汗ばむほどの陽気に。こんなんだからいつまでも風邪が治らないのだと愚痴りつつ静かに過ごした50歳最後の日でした。気がつけば半世紀も生きながらえてしまった。
2016年2月25日木曜日、誕生日なのに寝て過ごす。
今日から残り半世紀を過ごすのだ〜と朝から意気込んでみたもののどうにも体調優れず昼過ぎには仕事を諦めて寝室の人に。アイスノンが心地よい。誕生日なのにこんなんで良いのか、と思わなくもないがいや誕生日だからこそ寝て過ごすってのもありかなと。眠るだけ眠るとさすがに目が冴えてきて、かといって今さら仕事する気にもなれずに寝室に持ち込んだiPadで映画三昧に沈むことに。「トーキョードリフター」をアマゾンプライムで観たあと、今度はHuluで「桐島部活やめるってよ」。どちらも低予算ならではの面白さだった。音楽と映画、それは若者にとって手っ取り早いゴロワーズなのだ。ところで最近はiPhoneのApple謹製無償アプリ「Music Memos」がお気に入りでして、これは鼻唄を録音したり、ギターで適当に唄ったものを吹き込めば自動的にドラムとベースを入れてくれるというお手軽作曲アプリなのです。ちょうどテレビ番組で名古屋の味噌カツを特集してたので味噌カツを食べたい、と唄ってみたらちゃんと曲にしてくれたのでなかなか嬉しい。あと30年早く手に入れてたらクマモトドリフターになってたかもしれない。
2016年2月26日金曜日、ついに降圧剤人生に。
朝からテレビニュースで梅田の交通事故を報じておりました。51歳の会社経営者が運転中に大動脈解離と。日ごろから高血圧で鳴らしている僕としてはまったく他人事とは思えなくなり妻に「どうしたもんかねえ」と相談しましたところ、観念して薬飲めと突き放され、Google先生に近場の内科を検索させてさっさとネットアポイント取ってくださいました。というわけで午後からその内科に出頭し、もと心臓外科医だったという若い先生に「今朝の事故をみて・・・」と相談したところ、まあ50過ぎたらそろそろ血圧もコントロールしといたほうがいいですよ大動脈解離は患者も術者も大変なのですという答えが返ってきたので妙に納得して従うことになりました。
夜は今週初めてのバンド練習、5回目。ようやく風邪も治まりかけてたのに休憩時間におじさんたちがプカプカふかすニコチンでまた喉が。演奏曲目もだんだん困難度が増してきたようで次回までに個人練習頑張らないとついて行けなくなりそうな。
2016年2月27日土曜日、伏してました。
朝から喉にゴロゴロ異物感。やっぱり外出は早すぎたか、と今日も寝て過ごすことに。それにしてもよく眠れるもんだ。お昼過ぎにBSつけたらトム・クルーズのアウトローが始まったので最後まで見てしまう。ジャック・リーチャー最強。その後はギターを抱えて昨日の課題曲をコピー&練習スタート。Chick CoreaのSpainなんて曲を僕がやることになるなんて想像もしなかったけど、何十回も繰り返しているとそのうち弾けるようになってくるので不思議なものです。
2016年2月28日日曜日、新しいODML画面が来週あたりスタートできそう。
朝イチで柴男社長と久々の散歩、すっかり暖かくなりました。体調も無事復活した感じ(喉の痛みと咳は残ってるけど)。お昼は妻の作ったパエリアを赤ワインとともに(1週間ぶりのアルコール)。やることないのでHuluでボーグマンという不可思議なオランダ映画をみて過ごす。Carvinのストラトギターの弦を張り替えたり、Youtubeを彷徨ったりしてるうち酔いが回ってきてまたも爆睡。
夕方目が覚めると先日から依頼してたODMLの改良チェックリストが大半仕上がったとメールが。3年越しのリクエストなんてものありますが、来週くらいには一気に使いやすくなるはずですので利用者の皆さん、歯科メーカーの皆さんご期待ください!
<今週読んだ本>
- この経済政策が民主主義を救う(松尾匡)〜実は先週読んでたんですがここに書くのを忘れてました。左右両陣営の評論家が薦めていたので読んでみようと取り寄せたのですが、これまでに気がつかなかった視点がたくさん盛り込まれており大変ためになった。冒頭から展開される安倍政権の真の狙い、というのはどこまで本気なのか経済問題に目を向けて貰うためのネタなのかわからないけど。「経済成長」についてはこれまで僕も考えることが多かったのだけど、「短期」と「長期」ではまるで異なる考え方が必要なこと、「天井」を捉えることでその違いを意識しながら施策が行えることなど、長年経済を勉強してきたつもりだったけどまるでわかっていないことが明らかになった。著者は偶然だけど僕と同い年でしかも出身大学経済学部の教授なのであった(学生時代に接点は無いけど)。
- 戦争の条件 (藤原帰一)〜戦争について考えることはほとんど人間の業について考えることと変わらないと思った。この本に正解は書かれていない。いくつもの設問が少しずつ形を変えながら提示され、ありがちな答えから想像もしなかった考え方までが羅列されて終わる。それでもひとつだけ大きな正解を読者は得ることができる。それは「国際関係にはすっきりした正解などない」という答えだ。それは人間の業だからだろう。常に争うという性質のおかげで人類は進化し繁栄してきた以上、未来永劫に争いから解放されることを期待することないのだろう。それでもあらゆる手を使って不幸な殺戮をひとつでも減らすための努力もまた人類の希望なのかもしれない。
<今週観た映画>
- トーキョードリフター〜今月Amazonプライムみた「ライブテープ」の続編。2011年5月末、節電で真っ暗な雨の東京をフォークギターで自作の曲を歌いながらただただ歩く前野健太。大きな物語もいいけどただただ自分の周辺を見つめて叫ぶ男はちょっと格好良い。
- 桐島部活やめるってよ〜こちらはhuluで。2012年9月に映画館で観たのだけどその翌月、ベトナム行きの飛行機の中でまたみてしまい今回は3回目となる。その後出演者の多くがあまちゃんなどのNHK連ドラに出たりしたので見方がまた変わってきてそれぞれのキャラに感情移入しながらぐいぐい惹かれた。やっぱり名作だ。僕も高校時代に曲を作って自宅録音したりしながら前田君と同じような感覚持ってたことを思い出した。
- アウトロー〜たまたまテレビをつけたら始まったので最後まで。トム・クルーズによるジャック・リーチャー最強伝説。なんてこともないけどエンターテインメント。
- ボーグマン〜huluの新作紹介でなんとなく見はじめたけどこりゃまたとんでもない映画でした。中世ヨーロッパの不気味な伝説をそのまま映画にしたような。