まだまだ続く独身生活、妻はクアラルンプールあたりをひとり旅していてたぶん明日には帰ってくる予定。早朝の愛犬散歩から戻って来ると朝食を作って食べ、そのままキッチンで途切れがちになってしまっていた震災ブログの続きを書きました。もう1ヶ月前になる出来事を当時の写真を見返しながら書いていくのですが、誰かに読んでもらおうというより将来の自分自身のために思い出して記録している、という感覚です。作業しているとなんだか遠い昔のことのようにも思うし、つい昨日あった出来事のような気もして、少し奇妙な感じになります。お昼は即席ラーメン。内科に立ち寄り先日受診した定期健康診断の結果を見てもらい、まあしばらく血圧と脂質改善の薬を飲んでおきましょうかと。結果としては昨年に比べかなり改善されていたのです。薬のおかげでしょうけど。
朝5時に妻からの電話で起こされ、空港での生活や顛末を聞かされまして。その後地元組合の社長さんがお見えになってちょこっと打合せ。そういえば11時くらいに鹿児島空港からゼロ戦が飛んでくるらしい、と空を見上げるもワレ発見ニ失敗セリ。日光に熱せられた屋根に裸足で上がったので軽く火傷しました・・
11時過ぎ、熊本空港へ。そろそろ妻が帰ってくる予定なのです。ちょっと時間があまったので展示されてるYS-11を外で眺めたりしていたら羽田からのANA便が到着。到着口に待ってたらなんと知り合いの業界人が降りてきてびっくり事件など。やたらと元気そうな妻が出てきてクルマにのせ、ラーメン食べたいというのでとんこつラーメン屋にはいり9泊10日目の帰宅。
そろそろ6月15日に東京の日本歯科新聞社で開催される熊本地震報告会の準備を始めなければ、とKeynoteを立ち上げ、過去写真の選択を始める。でもなんかブログとごっちゃになってきた。本当に伝えるべきはたんに僕の経験だけでなく、そこから導き出される次の災害への何か、なはずだと作業を中断して考え込んでしまいました。夜にはTHE HEAT二度目にして本番前最後の練習へ。なんともうひとりのギタリストは仕事がいそがしくて来れないとのこと、仕方がないので頑張って二人分のパートを弾きました。考えてみればギター二人のバンドだなんて学生時代以来30年ぶりなわけで。スタジオにあった巨大なマーシャルアンプに古いテレキャス繋いで歪ませたらなかなかの迫力でした。そういえばマーシャル初体験だったかも。この歳にしていろいろ経験ができるのも考えたら震災のおかげなのかもしれません。
朝から頑張って仕事してお昼はレトルトカレー作って食べてまたも仕事場に上がって気合いを入れようとしたらなぜか突然の眠気が・・・睡眠時間は十分なはずなんだけど唐突に疲れとだるさに襲われもしやシンガポール空港で風邪気味になったという妻のウィルスを貰ったか・・・明日は本番なのにやばい、としばらく休憩することに。
目が覚めるとやはり体調はいまひとつだったのですが、弦を張替え、シャワーを浴びてバスで街中へ。15時半からライブハウスDjangoでリハーサル。今日は5バンド出るのですがどのバンドもかなりプロ級でなんか熊本盛り上がってるんだなあと感心しきり。メンバーとウエストで軽く食事してたりしてたらもう開演時間。なぜかマレーシア風の衣装で僕の何倍も目立つ妻もやってきた。会場は満席、どのバンドも素晴らしい。充分盛り上がったあとでトリのTHE HEATにてひたすらギター弾きました。終わってようやくビールで乾杯、23時からは居酒屋「うまかっさい」で打ち上げ。5月末から2週間7カ所での開催を実現したPlay For Kumamotoの最終日だったのです。いろんなバンドのメンバーがわいわい飲み騒ぎ、初日に演奏したSoul is BackのMr.T夫妻と異様に盛り上がってそのまま二次会ケンレノン、夫婦してタクシーに乗ったのは午前3時半でございました。
完全に二日酔いで午前中は終わるのかなと思いきや、案外元気に朝目を覚ましました。そういえば体調不良なんて言ってたけどそれもどこへやら。昨日の写真や動画を整理したりしてたら夕方になったので妻と八代へ向かいます。今日は八代のミュージックバーで荻原亮という若いギタリストのトリオ演奏があるのです。とにかく見た方がいいよ、と薦められてチケットを買ったので連夜になるけどと出かけました。良いプレイするためには良いプレイを見ることも必要なのです(プロでもないのに)。知り合いばかりの店内で用意してもらった席に座り、2ステージに渡る彼らの演奏を見てるうちにこれJazzとかFusionだったんじゃないのかってくらいに会場は盛り上がり、最後は総立ちになって大騒ぎしてました。演奏後も鹿児島出身ドラマーの勢いは止まらず、誰彼構わずステージに上げてのアフターセッション。Jazzとかよく分かんないし高そうなギブソン335弾かせてもらうの悪いし、なんて最初は逃げ回ったのですが次に気がついたときにはステージで335を抱え、ディストーションとワウを思いっきり踏みしめて場違いなプレイで若造たちに対抗しておりました。いやはや。
- グレート・ギャツビー(スコット・フィッツジェラルド)
- こないだ読んだヘミングウェイの「移動祝祭日」にフィッツジェラルドとの交流を(わりとひどく)描いた章があり、そういえば彼の作品はひとつも読んでないぞと中古本を入手した。独特のリズム感であっという間に引き込まれ最後まで一気に読んでしまった。村上春樹の翻訳のせいだろうかとても新しい作品のように感じた。
Takaaki Awazu
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