'97 S.J.C.D.USA Tour Report


by T.Awazu

7.ロスについて5日目・SJCDサマーシンポジウム2日目
(97/08/13 Wed.)

今日はセミナーの2日目。今日の講義は顔貌を一変させてしまうという外科がテーマという事で受講生らの期待が高まります。実際講義を受けていますと、わずか2〜4時間程度、1日の入院で別人のように美しくなる症例が多数提示され会場からのため息が漏れていました。また、講義の進め方も最新のMACノートブックを使ったPCプレゼンテーションによって非常にシステマチックでわかりやすく、かつ見栄えの良いもので、こちらも受講生の賞賛を得られていたようです。アーネット先生はインターネットにも造詣が深いようでしたので、早速このページに来ていただくようご案内してきました。
(Hello,Dr.Arnett!)
セミナーの後、そろそろ日本食に飢えてきた一同はロデオドライブ近くのKIPPAN(吉伴)という和食レストランへ行こうという事になりました。地図で見たところ歩いて10分程度だと判断し、ぞろぞろ歩いていったのですが、ロスが思いっきり広い事を忘れていました!皆で走り続けること約30分、ようやくレストランに辿り着き、ビールと日本食に溺れてしまったのでした。








Facial esthetics Orthodontics and Orthognatic Surgery

by William Arnett,DDS.
<講師略歴>

    南カリフォルニア大学歯学部卒
    南カリフォルニア大学歯学部口腔外科臨床助教授
    現在カリフォルニア州サンタバーバラにて口腔外科専門医として開業



アーネット先生の講義はPCプロジェクターで進められます。ダイナミックに画面を動き回る文字や写真に一同釘付け。
誰一人眠る人なく聞き入る聴衆。術前術後の顔貌写真が提示されるたびに驚きの声が上がりました。


こんなにたくさんの若いディンティストが日本から大挙して最新の情報と技術を修得に来られる、ということは今後の日本の歯科界の発展に大きく期待を持たされる事実ではないでしょうか。
この人がアーネット先生。赤外線マウスを片手にスマートな語り口で聴衆を惹き付けます。


ケースプレゼンテーション後のキム先生、山崎先生、本多先生、木原先生らの活発な意見交換質疑応答にはアーネット先生のお応えにも熱が入ってました。
今回のリーフレット表紙。私自身、継続して学習し続けることの大切さを学ばされた1週間でもあったと思います。


講義が終了し、ホテルからレストランまでの距離感の無い一同は笑顔で歩き出す。久しぶりにお寿司が食べられる...もう脂っこい料理に飽き始めた頃であるし。
ところが、いつまで経っても目標の通りは出てこない..10分くらい歩いたところで、まだ全行程の1/5程度しか到達していないことに気づく。あたりは何も無い住宅地。このあたりからひたすら走り続けるのである。アポイントの時間に遅れてしまう!日も暮れてしまう!


相当迷った挙げ句、ようやく辿り着いたレストランで寿司や日本食に大喜びの一同。寿司!天ぷら!枝豆!と次から次へオーダーの大声が飛び交う。もっとも店員さんが東洋系だからといって日本語が通じると考えたらこれは間違いで、すべて英語での会話となりました。でももう単語だけでも十分オッケーな状態となっているのである。


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