第10期KOCセミナー 2011 in 熊本
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第1回4月16日(土)、17日(日) 基礎資料収集・イニシャルプレパレーション

10年間続けてきたKOCコースも今年で最後ということになりました。今期は12名の受講生。いつものように川崎歯科医院に集合し、メイン講師の有吉先生からひと通りの案内の後、みなさんの自己紹介を行いました。それぞれの問題意識と目的を持って集まったみなさんに、有吉先生から歯科医師として知るべきこと、歯科医院として、あるいは複数の医療機関がチームとして行うべきことなどが語られました。今年は最後のコースということでビデオカメラによる記録および卒業生に対するUstream中継もチャレンジしています。
そして今年も歩いてすぐの紅蘭亭で懇親会。意外な同窓生に再会したり、共通の知り合いがいたり、と大いに盛り上がりました。右の写真は二日目の朝、熊本県歯科医師会館で始まったオープン形式セミナーの模様です。受講生の勤務する歯科医院から歯科衛生士などの同伴者を集め、総勢60名での研修会となります。
集い、レントゲンの撮影、口腔内写真撮影、各種検査や石膏模型の作り方など、多くのテーマをビデオや実習を通じて学んでいただきました。左の写真は色鉛筆を用意して解剖学的な知識をイメージとして定着してもらう実習。右は口腔内カメラを持ち寄って実際の撮影を学んでいただきました。細かな設定から写り方まで3班に分かれてインストラクターから徹底した指導が行われました。次回5月まで各自で撮影していただき、宿題となります。

■第2回5月15日(日) 咬合

   
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ここからは第2回5月度セミナーです。今月と来月だけは日曜日だけの1日コース。咬合と力の関係について有吉先生による講義からスタート。お昼はすぐ近くのイタリアレストランBUNZOで美味しくいただきました。
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午後からは講義の後、受講生全員のバイトを有吉先生が採得しました。患者としての感覚を覚えてもらうことが一番、ということで。その上で午前中から行った各自の石膏模型分析と重ねて咬合診断実習を行いました。最後は先月の宿題だったレントゲン写真と口腔内写真のチェック。井上先生、椿先生がそれぞれデジタルとアナログの素材を厳しくかつ丁寧にチェックしました。次回は6月までに各自の模型を咬合器に装着して持参いただきます。

■第3回6月19日 (日) ペリオ・エンド

毎年のことではありますが、梅雨の真っ只中で雨ばかりの第3回セミナーでした。今回のテーマはペリオ。12名の受講生に一昨年のオブザーバー1名を加え、朝から熱い有吉先生ん講義でスタートしました。講師からは一人一問以上の逆質問が飛び、寝てるヒマを与えません。
ペリオの考え方、歯科医師として知っておくべき事項などを分かりやすく説明。お昼はいつものレストラン・ブンゾーで。幸い小ぶりになりました。
お昼からは前回の宿題であった各自の口腔内模型の咬合器装着チェック、患者役の先生のスプリント調整デモなど。今回で有吉先生講義シリーズはひとまず終了し、来月からは川崎先生をメイン講師としての実習シリーズとなります。

■第4回7月23日(土)、24日(日) 歯周外科実習

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今回からメイン講師は川崎俊明先生に変わり、実習を中心のセミナーとなっていきます。まずは川崎先生による歯周外科の講義。今回もUSTREAMで卒業生にネット配信いたしました。
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土曜日の実習はラバーダム模型(自家製)を利用した縫合訓練。オーラルケアさんからお借りしたサージテルを装着し、納得できる形ができるまで練習していただきました。右はその夜の食事会の様子。4月スタート以来の懇親会でおおいに話が盛り上がりました。
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日曜日は朝からひたすら豚の下顎をつかった歯周外科実習でした。本当に暑い夏の昼間、カンカンに冷やした研修室で格闘していただきました。講師の川崎先生も、インストラクターの井上先生、椿先生とともに担当班の指導に努めました。またヘルプしていただいた陶山先生、野田先生、UKデンタルの営業マンさん、オーラルケアの上坂さん、ありがとうございました。

■第5回8月27日(土)、28日(日) 支台歯形成実習

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真夏のKOCセミナー、今月は支台歯形成の実習の二日間です。降ったり止んだりのスコールのような雨のなか、土曜日は主に川崎先生の講義でした。右の写真はKOC10年の歴史の中で最初(で最後)の焼肉屋さんでの懇親会。若いものに負けじとインストクター陣もお肉にかぶりつきました。
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日曜日は朝からひたすら模型を使った支台歯形成の実習でした。左の写真はオーラルケアのサージカムを応用して一人ひとりの形成をチェック、全員で共有しました。前歯、臼歯それぞれを細かく修正しながらステップごとに形態を習得していただきました。その後まとめ講義を行い、時間延長しつつ、第5回も無事に終了!

 

■第6回9月10日(日)、11日(日) 支台歯形成実習2 新しい治療・コースまとめ

今回はスケジュールの関係で第5回と第6回の間が2週間しかなかったため、あっという間に最終回が来たような感じでした。土曜日は前回に引き続いて川崎先生による実習セミナー、テーマはプロビジョナル・レストレーションです。みなさん前回の模型からシリコンパテを作成し、即重レジンで自ら作製していただきました。もちろん講義とビデオ、デモによる懇切丁寧な指導も。
こちらはデモ中の川崎先生の指先。恐ろしく細かいお仕事を楽しげに。さて土曜日夜はいよいよ最後の打ち上げを、スタート時にも利用した近くの中国料理紅蘭亭で。もちろん今期の最後の打ち上げでもありますが、同時にKOC10年の歴史の最後の打ち上げでもありました。大いに食べ、飲み、語り、笑い、そして最後は川崎先生よりKOCに協力してくれたさまざまな方々へのお礼で締めくくられました。
日曜日の朝、有吉先生の講義が復活し、コースを締めくくる一日がスタートしました。今回はエンド、パーシャルデンチャーの講義から今後の歯科医師人生をどのように過ごしていくべきか、経営に対する心構えはどうあるべきかといったまとめにふさわしい次官となりました。
会場からは活発な質疑応答が繰り返され、納得いくまでじっくりと過ごしていただきました。右は今期受講生との集合写真。このようなコースはめったにないので今後もぜひ企画してくださいという声に惜しまれて、KOCはとりあえず散会。今後はfacebookに交流の場を移し、ニーズを探りながらさらにパワーアップしていつの日かReunionできれば・・・と願っております。みなさん本当に長い間お疲れさまでした。そして、ありがとうございました。いろいろな仕事に携わってきた私ですが、本当に価値あるお仕事をいただけたものと、心より感謝してます。




文責:KOC事務局 粟津貴昭/OURDNET


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