第9期KOCセミナー 2010 in 熊本
PHOTO.Report


第1回4月17日(土)、18日(日) 基礎資料収集・イニシャルプレパレーション

今期で9期目となるKOCの第1回講義には、今年も14名の受講生が集まりました。今年はどちらかといえば地元熊本からの参加者が多い傾向のようです。左は川崎歯科研修室、初日の様子。各自の自己紹介の後、有吉講師よりこのコースの目指すところについてのオリエンテーションが行われました。歯科医師として知るべきこと、歯科医院として、あるいは複数の医療機関がチームとして行うべきことなどが語られました。右の写真は食事会の写真。すぐ近所の「紅蘭亭」の様子です。今年は年齢層も多岐にわたり、意外な知り合いの話で多くの話題の花が咲いていました。
明けて日曜日は、会場を熊本県歯科医師会館4Fホールに移し、歯科衛生士の同伴も加えてのセミオープンスタイル。多くのプロフェッショナルが集い、レントゲンの撮影、口腔内写真撮影、各種検査や石膏模型の作り方など、多くのテーマをビデオや実習を通じて学んでいただきました。次回までには基礎資料採得の宿題が出され、わからない方には右の写真のように相互実習もおこない、時間いっぱいまで熱心に研修していただきました。

■第2回5月16日(日) 咬合

五月晴れの気持ちのよい空の下、第2回セミナーが開催されました。今回は咬合に関する講義と相互実習。ご自身の歯列を石膏模型でご持参いただき、模型分析を行いました。また、有吉講師が全員のシリコーンバイトを採得、患者さんの感覚を体得してもらいました。その後、各自持参した前回の宿題である10枚法レントゲン、顔貌写真などを持ち寄り、講師、インストラクタの厳しいチェックとアドバイスを受けました。

■第3回6月20日 (日) ペリオ・エンド

第3回はペリオ、エンドについての有吉先生の講義が中心の一日となりました。前回咬合採得した先生の中から、スプリント調整を行うケースを選び、皆さんの前でライブで実演していただきました。スライドだけでは伝わらないリアルなワザを伝授いただきました

■第4回7月24日(土)、25日(日) 歯周外科実習

7月からは川崎先生にメイン講師をスイッチ。今回は歯周外科の講義と実習の二日間です。初日は講義と縫合の実習。オーラルケアの上坂さんにお手伝いいただき、拡大鏡下での縫合の訓練に熱中していただきました。
夜は久しぶりの宴会。近くの居酒屋で臨床談義からお互いの大学時代の話まで。日曜日は暑い真夏にもかかわらず豚の下顎をつかっての外科実習。ひたすらメスと鉗子を両手に戦っていただきました。

■第5回8月21日(土)、22日(日) 支台歯形成実習

8月も川崎先生の実習が続きます。今回のテーマは支台歯形成。土曜日は遅くまで生物学的支台歯形成の理論を伝えていただきました。そして夜はまた宴会に。実習の後は開放感に溢れるのか思わずみなさんはじけてしまいました。もうみなさんすっかり仲良くなってます。

日曜日は模型を相手にたくさんの人工歯を削りました。講師、インストラクターの厳しくもあたたかいチェックで何度も何度も。外に出ると激しい夕立でした。

■第6回9月25日(日)、26日(日) 支台歯形成実習2 新しい治療・コースまとめ

最終日となりました。土曜日は川崎先生によるプロビジョナルレストレーションの実習です。レジンを持ち寄り、模型の上に前歯臼歯のプロビジョナルを自ら作っていただきました。夜は4月に利用した紅蘭亭で打ち上げ!テーブルを囲むのは笑顔ばかり。しかして話題はインプラントや審美などこのベーシックコースの次の段階の質疑応答ばかりでした・・・

日曜日はメイン講師を有吉先生に戻し、最後のまとめ授業。今回は初めての試みとして歯科医院経営に携わる者としての心構えや数字の捉え方といった分野にまでお話を進めていただきました。これから開業を考える受講生にはとても参考になったと思います。

ということで第9期KOCも無事に終了いたしました。来年はいよいよ10年目。大きな節目としてまたグレードアップしていければと考えております。ぜひご参加を。





文責:KOC事務局 粟津貴昭/OURDNET


案内文 | KOC HOME | KOC SEMINAR HOME | OURDENT.com