写真レポート |
■第1回4月22(土)、23(日) 基礎資料収集イニシャルプレパレーション |
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今年もKOCの季節がやってまいりました。5年目にして定員12名のところを15名でスタート、それでも4名の方に来年に回っていただきました。ますます盛り上がる有吉先生。初日は川崎歯科医院研修室で皆さんの自己紹介から始まり、診査診断の重要性について重要な基調講義が行われました。右の写真は夜の懇親会。今回は大学に残っておられる若い先生から勤務医を何人も使われている先生まで多岐にわたる受講生で、会話も大いに盛り上がりました。 | |
日曜日は例年通り、熊本県歯科医師会館でスタッフを同伴してのレクチャー、実習となりました。当然知っているべき知識、イメージも実際にテキストを伏せて書いてみると書けないものです、ということをまずは認識して貰い、あらためて正しいイメージを持って仕事をしましょう、というのが今回のメッセージでした。会館の建て替えが進んでいますので来年は新しい会場になると思います。 | |
■第2回5月28(日) ペリオ・咬合論 |
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さて、2回目のセミナーは5月の末に行われました。今回からは川崎歯科医院の研修室だけで集中して行われます。有吉先生の講義の合間には、4月の宿題であった基礎資料のチェックです。口腔内写真やデンタルレントゲンの撮影について厳しいチェックとアドバイスが行われました。 | |
今回は日曜日一日だけの研修です。ペリオやエンドについて非常に基本的な内容を再確認し、症例を通じて実践方法と機材の選択などについても興味深い内容の講義が繰り広げられました。川崎先生や二人のインストラクターも含めて実践的な内容となりました。 | |
■第3回6月24(土)、25 (日) 歯周外科実習 |
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当初の予定を変更し、講師の都合で来月と予定を入れ替えて歯周外科実習の二日間となりました。今回のメイン講師は川崎先生となります。オーラルケアさんのご協力をいただき、受講生全員が拡大鏡を装着しての縫合実習からスタート。また特製ボードを用いて機械結びの実演も例年通りです。 | |
土曜日の夜は2ヶ月ぶりの宴会。近所の中華料理店で昼間は聞けないいろんな裏話から、つっこんだ話まで、やはりプロフェッショナルの皆さんらしく熱い論戦がたたかわされておりました。右の写真は翌朝の風景。まずはビデオを用いての解説、そしていよいよ豚の下顎を用いた実習です。 | |
もう本日はひたすらに実習です。真夏に冷房をがんがん最大に入れて豚を切ったり縫ったりと大変な作業ですが、細かく指導していただいてみなさん納得のいく実習となったようです。それに思ったより異臭も漂わないのは最近の豚って・・ | |
■第4回7月30(日) エンド・咬合 |
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真夏となった第4回、今回はありよし先生が復活しての咬合論を中心とした一日講演でした。質問の内容も徐々に深くなっていくのがわかります。またご自身の上下顎模型を持参していただいての模型分析実習、CR下顎位を採得してもらう実習など盛りだくさんの一日でした。それにしても暑かった! | |
■第5回8月26(土)、27(日) 支台歯形成実習 |
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5回目のセミナーは真夏の支台歯形成1.5日。土曜日は川崎先生による講義を中心に進みました。受講生には事前にニッシンの模型を配り、自分なりの手法でできるだけ支台歯形成を行ってもらいました。インストラクターと3人でその削り方をチェックし、どのような癖があるのかをお互いに指摘し合い、明日の実習でより生物学的で審美的な支台歯形成を会得できるように準備しました。右の写真はすっかりおなじみ紅蘭亭での食事会です。みなさんうち解けていただいて、あちこちで会話の花が咲きました。このコースは本当に勉強になったよ、との声に私も思わず飲み過ぎ。 | |
日曜日は予定は少し繰り上げて早めにスタートしました。今回ご協力いただいたオーラルケアさんのアイディアでマイクロスコープにCCDカメラを装着(なんとセロファンテープで)、各受講生の削り方の問題点を川崎先生がチェックする様をプロジェクタで映し出すという手法をとりまして、これが大受け。短い時間での実習ということですのでより効率を上げてみなさん徹底的に削り込んでいただきました。学校で学んだ後なかなか実習する機会のないという形成ですが、毎日の臨床に直結する手技だけに、重要性を再認識し、明日からもっともっと根拠のある削り方をせねば、という声が多く聞かれました。さあ来月はいよいよ最終回です。 | |
■第6回9月24(日) まとめ講義 |
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いよいよ今月で最後のセミナーとなりました。朝晩すっかり涼しくなって、このコースで夏を越したのだなあ、と皆で実感いたしました。今回は有吉先生再登場でベーシックの内容を振り借り選りながら審美やインプラントなど、新しい時代の医療についてその概要を説明する回となりました。最後は修了書をお渡ししながら一人一人に感想と抱負を語っていただきました。また臨床の現場で研鑽を積まれた後、それぞれのケースを持ち寄っての再会を誓いました。 2007年の募集もスタートいたしました。来年もよろしくお願い申し上げます。 |