でんたる銀次郎の「I Just Wanna Say "YEAH"」

No.2 2000.10.23
「行ってまいりました銀次郎 九州技工士野球大会 in 佐賀」
 技工士は基本的に忙しい。また、忙しくないと喰っていけない。そんな技工士が、ただ野球をする為だけに、九州各県から今年開催地の佐賀市に集結するということで、「これは銀次郎的には見逃せないぞ」ということで行ってまいりました。 しかし、佐賀といえばバス釣り的にはなんちゅうても、九州バスアングラーにとっての聖地「北山湖」があるところ。ちょっと寄りたい気持ちはあるんだが、それをぐっと押さえつつ、まずは前夜祭会場のホテル「山水荘」へ直行。なかなか小奇麗な中クラスの観光ホテル。しかし後に大きな欠陥を発見。それは大浴場が狭い。狭い上に朝はつかえない。「観光ホテル」と銘打っているのならばこれは致命傷だぜ。しかしそれ以外ではこれといった問題もなく、快適な夜を過ごしたぜ。あっ そう言や部屋に冷蔵庫もなかったなあ。まっおれは冷蔵庫の中身になんか手を出さないから問題ないけど。おっとホテルのチェックなんぞしてるうちに監督会議の時間だ。ちょっと覗いてみましょうかね。



 今年の参加は、主催の佐賀2チーム、福岡(南部チーム)、長崎チーム、大分(別府チーム)、熊本(八代チーム)、宮崎(都城チーム)、鹿児島チーム、以上8チーム。
 試合はトーナメント方式の7回戦。試合時間は1時間20分。7回戦終了後、同点の場合は一死満塁方式で決する、などの試合方法を皆で確認。と、ここまでは例年通りの内容で淡々と進んでいったが、会議も終盤にさしかかったところで、ある監督さんから、宴会後の2次会で遊ぶのはどのあたりが良いかとの質問が出て会議が和む。みんなやっぱり慰安旅行気分も少しはあるのだろう。後にこのあたりの各チームの考え方の違いが、翌日の試合で明確に表れてきたのだが。
 つぎはパーティ会場に足を運んでみよう。おっとここで各チーム違いがでている。浴衣、ポロシャツ、ジャケット、スーツ、それぞれのチームが好きな格好で席に着いている。
 ここで銀次郎的に気になったのは、会場には主催の九地協会会長、来賓の衆議院議員、県会議員、県歯科医師会副会長らも出席しているということだ。慰安旅行気分はいいのだが、実際慰安旅行とは違う。これが前回でも触れた、常識の問題だと思う。
 ここで何が常識で、何が非常識が決めつけられることはできない。基本的には個人の判断だろう。ただ明らかに意識的に全員スーツにネクタイで出席していたチームがあった。他のチームの人たちと招かれた来賓たちが、彼らにどんな印象を持ったのか興味はあったが、聞けねぇよなと宴会中にゃ。そんなことより佐賀の風俗情報をおれは聞きたいんだぜぇ。夜は更け行く。
アッサー。AM7:00 朝食
ここでまた各チームに違いが。もうユニフォームに着替えて飯食ってるチームがあるよ。もう完璧に臨戦体制だね。これではっきりしてきた。勝ちにこだわるチームとレクレーション的に楽しもうとするチームがあるようだ。これがグランドにでてより顕著にあらわれてくる。「Numbers」のスポーツ記事みたいになってきた。大会の趣旨は親善だから気軽に行きたいんだけどなぁ。
AM8:30 開会式
「けがをしないように」これが挨拶のキーポイントだ。だよなぁ。技工士けがしちゃったら悲惨だもんな。補償ないのが普通だもんな。みんな気をつけてくださいよ。
 9:00から、試合開始。1回戦は佐賀vs長崎。八代vs鹿児島。ところがここでもまた違いが。各チーム、レベルが違う。どのチームがどうだとはあえて言わないがかなり開きがあるようだ。ただレベルが高く白熱したゲームは観ている方も気持ちがいいね。
 最終的に結果からいうと、鹿児島チームの2連覇で大会は終わったのだが、鹿児島のチーム力は素晴らしかった。まとまりがあり、野球に対するこだわりを感じた。「この人たちはホントにせまい技工室で毎日仕事しているの」と思えるほど、はつらつとしていたなぁ。

本当は細かいゲームの内容をレポートしたかったんだけど、昼弁当食って帰ってきちゃったよ。
 だって、銀次郎は実をいうとあるチームの監督やってまして、くやしいことに初戦で負けたんだよ。来年は長崎。チーム力アップさせて今度は打倒鹿児島だ。来年は勝ってうまい酒飲むぞー。


 次回は「我々にとって有益な歯科材料屋とは?なんてね」の巻。
乞うご期待。

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