【熊本S.J.C.D.例会 抄録】第59回

演 題 クラウンの適合性
演者名 長野靖弘
日 付 2005年6月28日
keywords
1.適合性
2.条件
3.組合せ

抄 録


最近の歯科医療は、審美、インプラント、GBR、レーザー等、最先端の治療法に目が奪われがちです。
しかし、日常の臨床は、基本的な診療の繰り返しであり、それを正確に行っていくことが大切です。
このことから今回、以前データをとりましたクラウンの適合性について、私見を述べさせていただきます。

補綴物の装着は、ふだん頻繁に行われています。それが少しでも長く口腔内に入っていることが、患者様、及び、歯科医にとって満足するものであり、そのためには強い維持が必要です。
維持力に深く関連するのは適合性であり、これが良好であれば、歯質と修復物との間への唾液、及び口腔内細菌の漏洩による刺激や2次う蝕の発生がかなり防げます。

日常の臨床で適合精度をどう求めていけばいいのでしょうか?それは全ての工程において、満足できる操作が行われないと、適合良好な補綴物を得ることは不可能です。
形成・印象・石膏・埋没材等、条件によってフィットは、どう変化するのでしょうか?そして、理想の組み合わせとはどれなのでしょうか?
単冠のクラウンについて、条件を変えて、データをとりましたので発表させていただきます。

諸先生方のご指導よろしくお願いいたします。