【熊本S.J.C.D.例会 抄録】第55回

演 題 小児の咬合育成

演者名 前田明浩

日 付 2005年1月25日

keyword
1. 下顎位
2. Bone Housing
3. 態癖
4. expansion

抄 録

 


当院は矯正歯科を標榜していることもあり、小児の歯並び の相談を受けることがよくあります。小児期の歯列不正が原 因で、下顎位がずれたまま成長し、顎変形や顎関節症になっ てしまうことがあると考えます。
そこで最近、小児の咬合育成(≒咬合を念頭に置いた第1期 矯正治療)を多数行っています。
骨の軟らかい成長期に矯正治療を利用して咬合育成を行う ことは、患者さんや御両親、私達Dr.に多くのメリットがある と思います。
私自身は、咬合育成治療は成人矯正や顎関節症に対しての 予防歯科という捉えかたをしています。咬合を客観的に捉え るME機器を持たないので、少し説得力に欠けるかと思うので すが、症例を提示し、皆様からの御意見・御指導をいただき たいと思っています。