【熊本S.J.C.D.例会 抄録】第51回
演 題 オクルーザル・アプライアンスを使ってみて何となく分かってきたCRの確認と診断用Wax Upの重要性
演者名 佐藤俊一郎 津田佳輝
日 付 2004年8月24日
key word
1. オクルーザル・アプライアンス(スプリント)
2. CRポジショニング
3. 診断用Wax Upと治療ゴール
抄 録
開業以来、咬合に関心を持ち、COとCRということを考えながら治療に励んできた。顎位を変えずに治療する患者にはCOで、顎位を変える必要性のある患者にはCRで最終補綴処置をしてきたつもりであった。ただ、COはともかく、CRはバイラテラル・マニュピレーション法(ドーソン法)を、「この辺じゃないかな?」という漠然とした感覚だけで決めていたのは事実で、果たしてそれが本当にCRといえたのかどうかは、今考えると恥ずかしながら自信が無い。
今回、オクルーザル・アプライアンス(スプリント)を使用してCRを決めていくやり方を学んで、何となくCRというものが見えてきたような気がするし、それによって、診断用Wax Upがいかに重要なのかということも理解できた。
本来、SJCDの基本コンセプトである「CRの確認と診断用Wax Up」を、今一度症例を通して復習してみましたので、会員の先生方のご意見をいただいて、より勉強できればと思います。