【熊本S.J.C.D.例会 抄録】第27回
演 題 自分の症例を振り返っての反省と考察
演者名 前田明浩
日 付 2002年6月25日
key Word
Top down treatment Planning
下顎位
歯牙移動
抄録
最近まで様々な勉強会に出席してきましたが、当初はエンド、歯周治療、矯正、インプラントなどのいわゆる「治療のオプション」を増やすことだけを考えていました。しかし、東京S.J.C.D.に通ってから、最終的な治療のゴールを頭に描いて診断をし、順序だてた治療を行っていく「トップ ダウン トリートメント プランニング」がいかに重要で合理的なのかを認識させられました。
そして何人かの全顎的治療を実際に手がけてきて、初めて「顎位」の重要性にも気付いてきました。
今回、成人矯正-「修復的歯牙移動」と補綴を組み合わせた症例と、臼歯咬合回復の為にインプラントを利用した2つの症例を通じて、自分の行ってきた治療を振り返ってみました。すると様々な治療のオプションが有機的につながらず、バラバラであることに気づかされました。
それらに対する反省や考察を加え、今後の治療に役立てていきたいと思います。諸先生方よりの御意見、御指導をいただきたく存じます。よろしくお願いいたします。
戻る