【熊本S.J.C.D.例会 抄録】第12回A
演 題 :「色の再現」
演者名 :細川 孔
日 付 :2001年1月23日
key Word
- 色の見方
- 技工士とのコミュニケーション
- セメント
- PMFとオールセラミック
抄録
審美回復の主訴で来院される患者のほとんどが、前歯部に対する不満が多く、具体的に問いただすと『色がおかしい』『全体との調和がとれてない』『歯頚部付近が黒くなった』もしくは『形が悪い』とかの、どちらかに集約されていると思われます。
原因のほとんどが、歯科医師側の支台歯形成の問題、補綴操作におけるマージン不適合など数々列記できますが、歯科技工士側における形・表面性状の表現、色の再現というところにも問題点はあると思われます。また歯科技術の向上と新しいマテリアルに対応する知識も両者に必要となってきます。
今回は色の再現にテーマを絞り、いろんな書籍も数々ありますが、当院で使用している具体的方法を数例の臨床から、先生方のご意見を頂き、今後の臨床に役立てたいと思います。