【熊本S.J.C.D.例会 抄録】第6回
演 題 ホワイトニング
演者名 吉永 修
日 付 2000年6月27日
key Word
- 生活歯
- 簡単な術式
- 安価
抄録
審美歯科というと、メタルボンド、ラミネートベニアなどを思い浮かべる先生が多いと思われるが、歯牙を切削することなく、審美的に満足が得られるという点においては、ブリーチング(歯牙漂白)が原点であり、理想的な治療法ではないかと考える。
しかし、従来のブリーチングは、根管治療後に行う方法であった。そのため、生活歯は便宜上抜髄を行わなければならず、患者の精神的、審美的な満足は得られたとしても、予後を考えると、医療人としての心苦しいものが感じられたのは私だけではないと思う。
今回、生活歯のままでブリーチングを行うことの出来る方法(以後、従来の抜髄後のブリーチングと区別してホワイトニングと呼ぶ)を導入し、満足の行く結果を得られたので、症例を呈示し、ホワイトニングの考え方、方法を述べさせて頂きたいと思います。先生方の御批評、よろしくお願いいたします。