2016年12月19日月曜日、ODML年末ランキング
年に一度、全国の歯科ディーラー向け文書検索サイトODMLへのアクセスログを集計して公開しているのですが、今年も新しいデータをダウンロードし解析する作業に取りかかりました。それにしてもこうやってあらためて眺めると本当に多くの方が朝から晩まで利用してくれたのだなあと驚かされます。この1年間に1回以上閲覧された文書は8,174でした。文書閲覧回数の年間合計は実に268,255回。つまり年間の平日を250日と仮定すれば1日平均すると実に1,073回、1日8時間労働と仮定すれば1時間あたり134文書が検索閲覧されたことになるわけです。皆さんそれくらい調べものをしてるってことで、そうか「誰もが解決したいと思っている面倒なこと」こそが僕の仕事の原点なんだなあと実感しました。
お昼ご飯の後はアマゾンから工具が届いたので先日から取りかかっているストラト改造に再着手。ポップギターズの配線済みキットをセミオーダーしてたのですがボリュームポッドのネジ径が合わずに完了していなかったのです。ポップギター店主さんに懇切丁寧に教えてもらい675円のテーパーリーマーで無事解決。いくつか試行錯誤しながらハンダ付け作業を完了、アンプに通してみるとビックリするくらい音質が変わってて感激しました。前回1984年に買ったテレキャスを改造して感じたときと同じく、とにかく「倍音がびりびり響く」ようになりまして、イマイチだったボリュームカーブもトーンコントロールも完全にライブに使えるレベルとなりました。もうエフェクタは不要!古いエレキギター持ってる人でハンダ付け程度ならできるって方は1万円札握りしめて注文してみてください。10万円出してギター買い替えるよりも効果は絶大だと思います。ほんとオススメです→http://www.pop-guitars.com/shop/index.php?main_page=index&cPath=109
2016年12月20日火曜日、アップルの連絡先をGoogleに乗り換え
朝3時過ぎに目が覚めてしまいだらだらネット見てたらトルコの首都アンカラでロシア大使が暗殺されたとのニュース。現場の動画を見ましたがまるで映画のようなシーンに100年前の第一次世界大戦みたいにならないと良いけど・・と心配になりました。ロシア軍によるアレッポ無差別爆撃など一概に言えないさまざまな背景があるには違いないと思うのですが、せめて「後ろから撃つのは卑怯」くらいの常識が通る世の中であってほしいと願います。2週間ぶりのスポーツジムから帰ったあとはそろそろいろんな大掃除をってことでMacBookで長年使っている「連絡先アプリ」の整理整頓をスタート。でもよく考えたらもうiPhone使ってないわけで変に使いにくいこのアプリにこだわる必要もないのか、とGoogle Contactsに乗り換えることにしました。といっても今まで自動連携していたのでどっちをメインで使うかってだけの話ですが。Gmailに裏メニュー的に隠されている機能ですが、Chromeアドインを使えばもう少し楽に利用できそうです。
2016年12月21日水曜日、徐々に年末渋滞がはじまる
どうして年末になると道路が混雑するのでしょう。並んでいるクルマの中を覗き込むといかにも上司と同行している営業担当者という絵が多数見かけられるのでやはり年に一度の取引先挨拶回りってことなんでしょう。年末に集金しておかないと来年末までお金もらえない的な危機感に溢れていた昭和とちがってこの時期一斉に挨拶に回る意味合いはほとんどないと思うのですけど、こういう習慣ばかりはなかなか消えないのかなと思います。僕が学生の頃は年末年始になると街中の商店や食堂が一斉に店じまいし、道路はガラガラ、都市部ならみんな帰省か旅行で誰もいなくなるって光景が当たり前でした。30年以上前のことです。でも平成に入る頃からコンビニはもちろん多くのお店や会社も普通の週末とたいして変わらない仕事ぶりになってきましたし、街中に誰も見かけないって光景も一部のものになった気がします。だったら挨拶回りだっていつだって良いような気もするのですけど、ビジネスシーンは案外に保守的な風習で成り立っている以上当面この渋滞は続くんでしょうね。写真は夕飯、妻の手料理。
2016年12月22日木曜日、年賀状、カレンダー、メルマガを送る
朝早くから300件あまりの年賀状リストを見直し、喪中をチェックしたあとは今年の年賀状デザイン作業へ。ここ5年ほど毎年家族の1年間を振り返る形式の年賀状を作ってるのですが、12ヶ月分のトピックと写真をGoogleスプレッドシート及びGoogleフォト共有アルバムで妻とそれぞれ共有しておいたものを素材にワープロでまとめるのです。こうしてみるとこの一年間もいろいろ話題に富んだものになりました。まあ地震もありましたし。表書きは年賀状リストをExcelに書き出してWordで組んだ差し込み印刷をレーザープリンタで。感覚としては宛名書きロボットを操ってる気分。
次にODMLユーザー企業向けに毎年送っている来年のカレンダーの発送作業。こちらも取引先リストをスプレッドシートで修正してこちらもExcelとWordから差し込み印刷でラベル発行し封筒に貼りつけて完成。手作業は主に妻が担当するのですが、実際に手を動かしていると1件1件のユーザーさんの社屋や社員さんの顔を思い出しては来年もよろしくねーって気分になれるのでわりと大切な時間なのです。
勢いで今年最終号のメルマガを制作して配信。こちらは毎月業界人600名以上に送ってまして最近では「読んでるよ」なんて声もちょくちょくいただくのでやはり継続は大事なんだなあと今さらながら思います。時間の合間に柴男社長の爪切り作業など。最近散歩が短いせいか爪が伸び気味で室内にいると慣れない子どものスケートみたいに自然に足が開いたりして気の毒だったのです。妻がどこかからか仕入れてきた電動爪やすり機でなんちゃってネイリスト気分。夜遅くに24時間営業の郵便局にカレンダーを持ち込み、帰りがけにスーパーで買い物したら今宵は二人鍋、こんなに早く年末作業を完成させるってすげえなあと乾杯を。テレビでHuluで「シュガーマン」を見ながら食べたのでした。
2016年12月23日金曜日、天皇誕生日はファミレスと居酒屋をはしご
どうやら祝日らしい、何の日だっけと調べたら天皇誕生日でした。だからってことは全然ないのですが先日からすっかり嵌まってしまっているAmazon Primeビデオ「高い城の男」シーズン1をiPadでひたすら見まくるのでした。
お昼は二人でしばらく歩いてファミレスへ。昼ビールとおつまみ片手にiPadにダウンロードしておいた「高い城の男」を見たり持ってきた新書読んだりKindle取りだして読み耽ったり食べたり飲んだりときおりは周囲の会話に心を奪われてみたりの数時間。気がつけばもうあたりは暗くなっててまたも歩いて帰るのですが、途中でつい馴染みの居酒屋に誘われ二次会へ。ここでも野菜関係とキープしてた焼酎飲んですっかり良い気分に。二人で2軒ハシゴしても1万円にはるかに及ばぬデフレ飲み会でした。
2016年12月24日土曜日、MacBookAirのOSをクリーンインストール作業
朝9時からまた「高い城の男」を見はじめてお昼前に全10話コンプリート。実に10時間も嵌まっていたのか。シーズン2が待ち遠しい限り。続いてKindleで椎名誠の「アド・バード」も読了。椎名誠は数は少ないけどSFを書かせると天下一品と知ったのも今年の収穫でした。午後からは最近調子が今ひとつのMacBook Airを初期化してOSをクリーンインストールすることにしました。時間はかかるだろうけど簡単に終わるだろうと思いきやなぜかバックアップがうまく再現できずタイムカプセルからの復旧を何度かやりなおし、OSもなぜかMountain Lionに戻ってしまったりとやたら時間を要したのですが、新書の「シベリア出兵」を読みながら片手間に作業してました。夜は妻の手料理でクリスマスパーティ的にひっそりと夕食。
2016年12月25日日曜日、友人宅でホームパーティ忘年会
朝6時に目覚めてMacBook Airの復旧状態を確認したのですがあろうことか2015年5月くらいの状態に復旧しておりました。面倒なのでもうここから再構築しようとOffice365などのいくつかのアプリを再インストールし、Dropboxでデータ類をアップデートさせたり。テレビをつけるとNHKで「足元の小宇宙」が放映されてて、出演している絵本作家の甲斐信枝さんはまるで「この世界の片隅に」のすずさんのようでした。
お昼過ぎからは歩いてしばらくの友人一家が住むマンションへ。明るいうちから忘年会やろうぜってことで15時過ぎから飲み始め解散したのは深夜1時でした。2歳に満たない幼児を抱きしめて僕らはすっかり良い気分。そういえばメリー・クリスマスでした
<今週読んだ本>
- シベリア出兵 – 近代日本の忘れられた七年戦争 (中公新書)麻田 雅文
- 折しもプーチン大統領が来日して北方領土問題についても話し合われている時期にシベリア出兵について学ぶことになった。1918年から1925年まで7年間にわたって宣戦布告もなしに大量の日本兵が送り込まれたこの戦争についてはほとんど知らないことばかりだった。昨年の今ごろ読み耽った石光真清の自伝とシンクロする部分も多かった。多くの日本人にとっては「ソ連は一方的に不戦条約を破棄して満洲に侵攻し多くの日本人を長年にわたって抑留した」という認識が常識だけど、わずか20年前にロシア革命に乗じて大量の日本軍がシベリアに展開していたことや双方で多くの人命が理不尽に奪われたことも合わせて知っておくべきだと感じた。いわゆる北方領土問題もそうした一連の歴史が表す一角にすぎないことも。
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- いまから30年くらい前に書かれたSF作品だけど、気がつけば僕らの周囲にはありとあらゆるリアルな広告に満ち溢れ、プロジェクション・マッピングやVR、ARなどによる仮想世界が現実に深く入り込もうとしている。その意味では非常に正確に未来を予測した作品だったことがわかる。ふと筒井康隆の処女作「幻想の未来」をまた読みたくなった。
<今週観た映画>
- シュガーマン(Amazon Prime)
- 退屈しのぎにHuluで何か面白い映画ないかなと探してたら数年前に話題になった作品を見つけてみることに。1970年頃にアメリカで吹き込まれたレコードが実は南アフリカで大ヒットしてたんだけど本人はそれを全く知らずいまだに貧乏暮らしをしている、という話から南アフリカでのコンサート実現に至るノンフィクション。でも今だったらネットで見つけるのも瞬時で終わるんだろうなあ、なんて考えるとこの世の中からどんどん謎が消えていく寂しさも感じてしまった。なんて書きながらもAppleMusicでシクスト・ロドリゲスのアルバムをダウンロードして聴き始めたりしてやっぱりネットは便利だなあと。ディランのようでありニック・ドレイクのようでもあり。でもよく考えたら1998年頃だと彼はまだ56歳だったわけか・・・僕のまわりには56歳でも大活躍中のアマチュアミュージシャンが大量にいるし、彼らは30年前のことをまるで昨日のことみたいに憶えてるし下手すると今でも同じバンドで同じ曲を演奏していたりするのだ。面白いものです。
- 高い城の男シーズン1(1-10話)
- フィリップ・K・ディックの原作は数年前に読んでいたけど、ドラマシリーズではかなり手が加えられていてなかなか興味深い構成になっている。第二次世界大戦でナチスと日本が勝利し、アメリカが分割統治されている世界という基本プロットは同じだけど。しかし考えてみたら2016年だから描けたドラマかもしれない。貿易戦争まっただかの80〜90年代だったらもっと日本にたいして辛辣な表現しかできなかっただろう。Amazonの自社制作という側面も大きく寄与しているはずで、何だかんだいって日本のカスタマーの気分を害するわけにもいかんでしょうし。プライム会員の方は無料なのでオススメです→https://www.amazon.co.jp/dp/B01MRLG932