2016年1月4日月曜日、今年の仕事始めは早い。4日にはもう月曜日なのです。といったところで僕の場合はどこかに出社するわけでも誰かが出勤してくるわけでもなく、なんとなくお正月が終わり仕事が始まってたという感じなのであります。まずは届いた年賀状のチェック作業などから。スプレッドシートの年賀状リストと照合しながら住所変更などあれば変更したりといった感じです。いつも妻に任せっきりですが、これはこれで面白い。考えたら届いた年賀状っていつも30秒くらいしか見てない気がします。じっくり読む機会が貴重に思えてきました。お昼はパンを買って車内で食べそのままスポーツジムへ。ここにもやはり仕事始めとはほとんど無関係な方たち(主にリタイヤ老人)が集結していました。帰宅すると追加で出す年賀状を印刷したりして晩ご飯は近くのスーパーで半額になってた総菜類を適当に。
2016年1月5日火曜日、今朝も柴男社長との散歩から一日が始まりまして午前中は来週予定の理事会議案などを補足したりのデスクワーク。お昼は市内のメーカーさん所長がご挨拶に見えたので雑談。そういえばここ数年年末年始に業界人が挨拶に来るなんてことはすっかりなくなってたのでした。何となく懐かしくも。珍しいことがあったせいかどうか知りませんが午後からなぜか体調を崩してしまいベッドに横になったまま夜に。いわゆる正月疲れってもんでしょうか。夜中に目が覚め、かといって仕事する気力もないのでiPadのhuluでどういうわけか宇宙戦艦ヤマト2199テレビシリーズなんて見はじめてしまい、25分の番組を10くらい連続で見てしまいました。何もかもが懐かしい。
2016年1月6日水曜日、どうも朝から頭が痛い。昨日眠れずに一気飲みした缶チューハイのせいかもしれませんが。おまけに右手の甲がぷっくり腫れててこれはなんだろうといろいろ調べてたらどうやらガングリオン、というやつらしい。なんというネーミング。まるでガミラスの将軍みたいだ。というわけで今日も仕事のペースは上がらず。お昼に即席ラーメン作ってたらテレビで北朝鮮が水爆実験を宣言とのニュースが始まりぼーっと眺めながらずるずると麺を啜りまして、そのままダウンしてまたベッドへ。気がつけばまたしても夜。年明け早々なんだこの体たらくはと嘆きつつ今晩もhuluを起動してヤマトを最後まで見てしまいました。
2016年1月7日木曜日、ようやく本調子に。午前中は今年夏の合同例会関係のやりとりや今月末の出張アポイントなど。お昼は銀行に出かけその足でファミレスへ寄り久々に白米を食べて景気づけにスポーツジムへ。だるさも頭痛もなくなっていたのでほっとしました。家に戻り今日は遅い時間まで黙々とお仕事。週末に出かけるデンタルショーのブースリストをつくって商談計画をまとめたりあちこち連絡を入れたり。
2016年1月8日金曜日、午前中は主にODMLの文書メンテナンス作業。同時に商品マスターと文書との引当作業第4回もスタートしました。今回は12800品目もあるのでまた1ヶ月以上かかりそうな勢いです。午後になると高速に乗って八代へ。途中パーキングエリアでうどん。八代インターを降りて10年ぶりくらいに元取引先を訪れ1時間ほど雑談。その後実家によって母にLINE指南を1時間ほど。今回はフリック入力と音声入力をば。ついでに先日渡したiPhone4sをiPhone5に入れ換えたのですが、LINEアカウントを引き継ぐ作業にえらく時間を使いました(ガラケーの迷惑メール設定解除が異常に面倒とかで)。その後古い知人となぜか新八代駅の観光協会へ。それから八代駅前の喫茶店へ、カレー食べて家に戻ったのは21時過ぎとなりました。
2016年1月9日土曜日、今朝の散歩はいつも以上に長いルートをゆっくりと。9時過ぎに家に戻り午前中は今日もODMLメンテナンス作業に邁進。事務局としての仕事は某市でのお葬式に際し供花や弔電の手配などを行いました。お昼は遅い時間にうどん屋さんで。その足でジム。頑張りすぎたせいか、かきあげうどんの脂分が堪えたのか腹痛に襲われ自宅に戻って悶絶。しばらく休んだ後おなかに使い捨てカイロ貼って運転席、熊本空港まで帰省から戻ってくる妻のお迎えへ。土産話を聞いてもらいたい妻を振り切ってまたも寝室とトイレに籠もる私でありました。
2016年1月10日日曜日、今日はこれから今年初めての出張です。準備万端を終え、家を出ようとしたところで地元組合の長老より電話がきて元組合員が突然亡くなったとのこと。まだお若いのに。今度は妻に送ってもらって熊本空港、ソラシドエアーにのって羽田へ。機内では古本屋で買っておいた新書を一冊。羽田からはリムジンバスで横浜みなとみらいへ。それにしても暖かいのでびっくりです。パシフィコ横浜に到着、今朝から始まった横浜デンタルショー2016に参加です。
事前に作っておいたブースリストとiPadを片手にブース1から順に回り、現状のODMLに掲載されている該当メーカー文書を見てもらいながら足りないパンフレットをもらったり古い文書の削除などに協力してもらいました。以前に比べるとODMLとは、から説明する必要がほとんどなくなり、いつも利用してますとか取引先のディーラーさんがいつも使ってるあれですね、なんて反応が多かったのでちょっと嬉しかったです。それに幸か不幸かまだ来場者が少なかったので各ブースでたっぷり時間を取ってもらうことができました。気がつけば蛍の光、お昼を食べることなんてすっかり忘れて100近いブースを回ってました。
ふと気がつけば夜中の1時半でした。寝ていたらしい。まだまだ寝なければと目をつぶるもののなぜかいっこうに眠気は降りてこずかといって起きて仕事する元気もなしってことで仕方がないのでまたもiPadのhuluを起動。しばらく前の映画「her〜世界でひとつの彼女」を見はじめたらこれが面白くて面白くて結局2時間最後まで見てしまい、時計を見たらもう朝5時半ではないですか。
<先週読んだ本>
- 「リベラル保守」宣言(中島岳志)〜kindleで一気読み。右翼vs左翼とか保守vs革新とか現実主義vs理想主義だとか思想信条についてはいろんな分け方があると思うけど、著者の掲げる「リベラル保守」というカテゴライズには納得感があった。だけど僕は自分自身を○○派とか××陣営といったジャンルに押し込むことはできるだけ避けたいと思っている。そういうのに縛られるのは息苦しいものだし、SNSなんかでも党派性ばかりを感じさせる発言を見るとどこか残念な気分にしかなれないからだ。その辺はロック音楽のジャンル分け問題と似ているかな。とても良い論考だ。
- メディアのからくり―公平中立を謳う報道のウソを暴く (保岡裕之)〜以前読んだ本の参考図書に掲げてあったのでブックオフで取り寄せ(108円)。2002年に刊行された新書だけど今だからこそ面白いところが沢山あった。911アタックの直後に書かれただけありメディア報道に対する危機感に溢れている。でもそれは今とたいして変わらない。最後にネットメディアへの希望が語られるが、残念なことに15年後にそのネットメディアこそがもっとも腐臭を放っているわけで、なかなか先を見通すことは難しい。
<先週観た映画>
- 宇宙戦艦ヤマト2199テレビシリーズ(Hulu)〜初代シリーズを当時テレビで見た人間からすると新しいアニメのキャラクターは美しすぎて受け入れられないのではって思ってたけど、全然そんなことなかった。おそらく僕と同世代の人間が「もう一度作るならこうやりたい」とずっと夢想していたことがひしひしと伝わってくるのだった。リアルなSF設定でも夢のあるスペースオペラでも今風なアニメでもなく、ただひたすら昔からのファンが夢想していた世界観が続いていくのだ。
- her〜世界でひとつの彼女(hulu)〜これまた眠れない夜に、横浜で。どうして最近はAI(人工知能)ものの映画ばかりを観ているのだろう?(単にオススメされてるだけか)。近未来の描写がリアルでよかった。モテない男が主人公という設定はどこか松本零士のセクサロイドシリーズみたい。最初は同じ世界観を共有し、共感し合って仲良くしていたのにいつのまにか自分を追い越してどんどん先へ行ってしまう相手とどう付き合うのか、というテーマの映画だと思った。あるべき答えなどが提示されることはなく、ただ神話のように無慈悲な物語が投げ出される。一度見たものはそれを思い出しながらこれからの人生を生活していくことになる。