2015/11/
案内パンフレットDigital Impression Open System20151123
有吉洋先生(熊本市ありよし歯科医院院長)を講師とし、今年7月に口腔内における直接法光学印象採得が薬事認可されたトロフィー3DI(ヨシダ)を使用し、CAD設備を有する歯科技工所とインターネット経由で連携しジルコニア補綴物を作製する一連の流れを説明していただきました。
講義後は実際のスキャナー(カメラ)を手に参加者相互でデジタル光学印象のコツを会得していただきました。
従来に比べて印象材や石膏、埋没材などを介在させないことによって補綴物の高い精度を実現し、高騰する一方の貴金属を用いることなく審美的で耐久性に優れた補綴治療を実現できるとのことでした。トロフィー3DIはパソコンにUSB接続するだけで、世界標準のSTL形式のCADデータをインターネット経由でCAM設備を有する歯科技工所に電送することができるとのことで、ラボとの連携もかなりスムーズかつ低コストであるとの報告がなされました。
これらが300万円程度の初期投資で実現できる時代になったということで、歯科界のデジタル化もますます加速していくことになるように思われました。本セミナー終了後も本格的なデジタル時代を迎える歯科界の未来についての議論が続きました。会場には参加者の歯科医師のほか歯科技工士、歯科ディーラーなども多く参加し、これからのデジタル化についてさまざまな意見交換がなされました。
会場は
参加者の
Takaaki Awazu
最新記事 by Takaaki Awazu (全て見る)
- ODML月間アクセスランキング2024年11月 - 2024年12月2日
- ODML月間アクセスランキング2024年10月 - 2024年11月8日
- ODML月間アクセスランキング2024年9月 - 2024年10月4日