2016年9月5日月曜日、回転寿司
夜中に目が覚めてしまってTwitter見てたら町山智浩氏による音声ゴジラ解説が出たと知ってダウンロード、そのまま4時まで1時間聞き入ってしまいました。60分で200円の課金なんですがコンビニや自動販売機ではあっという間に使ってしまう100円玉二枚でもネットコンテンツとなるとどうしても躊躇してしまうのはなぜなんだろう、なんて考えつつ、でもこの内容だったら200円なんて全然惜しくもないわけで、その壁を越えさせたのは何なのだろうか、やっぱりそれもゴジラの仕業だったのだろうか、なんて。僕もある意味ネットで食べてる側の人間ですが、人が支払う対価についてアトムとビットの歴然たる差異について、そしてそれはどうしたら埋められるんだろう、なんてまるでゴジラと違うことを考えていたのでした。
夜は妻と馴染みの中華料理店にでも出かけようかと1kmほど歩いたんですがあいにくの店休日。しかたないかとすぐ近くの回転寿司に入ってみたりしたんですがどうにも僕らの口には合わなかったらしく(贅沢すぎたのかもしれない)、ちょこっとだけ食べてまた歩いて戻りました。
2016年9月6日火曜日、胃の調子がどうにも
来週の理事会議案を考えてメールしたり、先日から取り組んでいるODML商品マスター整備に邁進してみたりの午前中、そして午後はプールに出かけたのですけどどうもそのあたりから胃の調子がおかしくなってしまいゲップが止まらぬ状態に。やはり昨日の回転寿司が効いてるのか・・・夜はあんまり食べずに寝ました。
2016年9月7日水曜日、またも震度4深夜1時前にはすっかり寝ていたわけですが震度4の地震でぱりっと目が覚めてしまいました。どうも最近地震が復活しているような。。今日もODML商品マスターのアップデートに数時間。お昼はパスタ。夜はこの業務日誌書いた後夕食時に妻とAppleTVのHuluで「バーレスク」を鑑賞、予想に反してとても良い映画でした。
2016年9月8日木曜日、iPhone7の発表
午後は来月の宮崎セミナーの準備など。最近はまって使っているGoogleフォームで簡単なアンケートを作り、参加者に連絡したり。なんともまあ便利な時代となりました。余った時間に二階の奥に隠れていた古いベースギターを引っ張り出し、ネックを調整したり配線をチェックしたりしました。実は大学時代の先輩から預かったまま30年も持ち歩いてるのですが(笑)あらためて調べてみるとグレコのPB-750という当時ではなかなか立派なモデルだったことが判明。いつか時間ができたらちゃんと音ができるように整備してK先輩に返さねば・・・夜は今日もHuluで「ソウルガールズ」「ヒップホップ・プレジデント」と2本立てで鑑賞。特にソウルガールズは何もかも手放しで素晴らしい作品でした。
2016年9月9日金曜日、今月決算だったのだ
夜中にAppleの新製品発表イベントがあったようで朝からSNSが賑やか。今使ってるiPhoneは2014年暮れに買った6なので今度出る7はちょうど買い頃ってことかしらといろいろチェックするもそんなに有り難い機能が増えたわけでもないような。でもここらでSIMフリー端末を増やせば妻もSoftBankから格安SIM会社にMNPさせて僕とパケットシェアすれば月に1万円以上浮く計算なわけで、ということは新品買っても1年以内に元が取れるかも、なんて考えてしまいディスプレイの前でムダに時間を使ってしまうのでした。しかしよく考えてみれば別に僕はiPhoneに拘る必要はないのです。ほとんどGoogleのクラウドサービスで仕事してるし、調べたらAppleMusicもAndroid版があるみたいだし、ここらで浮気するのも良いのかも、とかいろいろ。
さて午後からは月に一度の税理士事務所監査。今月決算なので11ヶ月間の経過や設備投資についてなどいろいろ相談しました。設備投資などと言ってもiPhone7とかそういう小さな話題ばかりですが・・・とりあえず会社としては例年通りの決算できそうなのでほっとしました。夜は今月22日に八代で予定してるスペシャルバンド二度目の練習へ。今回の練習スタジオはビルダー、実に10年ぶりくらいにやってきました。2時間ほど6人のオジサンでわいわい音合わせして当日の曲順も決定。右の写真は妻がどこからか探してきたものですが、多分僕が16歳だった頃に部屋で弾いてた姿を友人のT君@写真部が撮ってくれたんだと思うけど、左のMorrisギターは誰だろう?しかしこうやってみると息子にそっくり。あまりに成長していない己の姿に軽く目眩が・・
2016年9月10日土曜日、今年3度目のキャンプへ
午前中は早起きしてメール仕事など黙々と。11時過ぎ、そろそろ出かけようかとクルマに荷物を積み込みはじめ、今季3度目の週末南小国オートキャンプへ。自宅から運転すること1時間半で涼しい山奥で過ごせるとはなんと贅沢なんでしょう。そろそろ目的地に到着しようかというあたりで見つけた「夫婦滝」の看板、ふと入ってみると二つの滝が豪快に注ぐなかなか立派な景勝地でした。さて今回は前回までとちょっと趣を変えて新しいオートキャンプ場を予約しました。アウトランド南小国郷という名前で前回泊まった蔵迫さくらから2kmあまりのところ。さくらみたいな眺めの良さはありませんが道路からすぐという便利さでここも温泉入り放題。とりあえず今回は2泊してみることにしましてさっそくキャンプ設営作業へ。
設営後は2kmほど歩いて黒川温泉へ。これまで何度か運転手として随行はしたのですが体験するのははじめてというかっ歩酒に挑戦しました。温泉組合で1,500円の手形を買いまず向かったのは「お宿のし湯」。庭の休憩所に案内されモクモクと煙を吐き出す囲炉裏を囲んで白岳しろを飲んでいたら別のかっぽ酒家族と相席に。するとぽつぽつ雨が降り始め気分はすっかり湯治客です。次に向かったのが「お宿玄河」、こちらでは半個室で福岡の清酒「駿」と「美田」を自家製お漬物とともにいただきました。最後は「旅館湯本荘」へ。テラスに通され地元小国の川津酒造さんの「蓬莱」をこれまた美味しいお漬物をつまみながら夕暮れ時の涼しい気分を満喫しました。
すっかりほろ酔い加減でまた2km歩いてテントに戻ると待ちくたびれた柴男社長。まずは温泉岩風呂で温まり、それから焼き鳥を焼いたりしながら着込まないと肌寒いほどの山の空気を楽しみました。ただ酔っ払ってトイレから出た際に右足首をくじいてしまってこれが痛かった・・・また温泉に入って治癒を願いながら酒を追加し、テントで寝袋に入るとすっと寝てしまったようです。
2016年9月11日日曜日、山奥で読書する楽しみ
6時前には早起きしてまずは朝風呂、そして散歩へと言いたいところですがまだ右足首が痛くて自粛しました。8時には妻も起きてきてホットサンドの朝食、その後彼女は酒が切れたと買い出しへ。僕はタープの下に腰掛けひたすら読書と決め込みました。まずは前から読んでいた「それでも、日本人は戦争を選んだ」を読了。つづいて小松左京の「首都消失」をKindleで読み始めました。ここは電源が使い放題なので充電切れを気にすることなくモバイル機器が使えます。他のお客さんたちは次々と撤収しはじめ、いよいよ僕らだけとなりました。今日は心置きなく騒げるぞ、と隠し持ってきたアコースティックギターを弾いてみたり。夜は焚き火しながら多いに唄いまくりましたがテントに入った頃には大粒の雨が落ちてきました。また雨か・・・そういえば今日は9.11テロから15年目なのですね。あの時は繁華街で飲んでたのですがあちこちから「大変なことになった」「戦争が始まったようだ」と連絡が届き、カラオケのうるさいスナックでPHS装着したThinkPadを広げ、CNNを眺めていたのでした。思えばあの瞬間に「仕事のやり方を全部変えなければ」と思い至ったのでした。
<今週読んだ本>
- 顔と名前を憶える本(松井達治)
- 同じ業界の知り合いが本を書いたというので探していたらKindleアンリミテッドに見つけたので風呂場で読了。受験参考書の歴史年号記憶術や英熟語語呂合わせをふと思い出すのでした。初対面で名前や見た目を拡大解釈して記憶する術ってのが出てきたけどそうなると僕なんかどんなイメージになるのかちょっと心配になった。
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- 著者がSession22に出演した回を聴いて興味を持っていたところ出先の本屋さんで見つけて購入、出張中や空き時間に読んだ。高校生を対象とした勉強会の再録というスタイルだけどまずは高校生のレベルの高さに驚いた。一つ一つの歴史的事件を記憶するだけの勉強ではなく、前後のつながりや同時代他地域の状況や、その時代に生きた一人一人の人生のなかでの位置づけを考えながら、当時どのように理解され判断されたのか、という視点に立つことはとても大切な勉強だと思った。その上で「なぜ日本人は戦争という手段を選んだのか、選べなかったのか、選ばなかったとしたらどのような選択肢・手段があり得たのか」という訓練を行うことこそが歴史学なのだと知った。右も左も適当な歴史観を繰り広げては「論破」して喜んでいるネットのオジサンオバサンもここから勉強し直さないといけないはずだ。
<今週観た映画>
- バーレスク(hulu)
- 推薦されるままに期待せずに見たのだけど、アメリカ音楽シーンの一面を見せられた気がしてとても楽しく考えさせられる映画だった。ほとんど聴いたことなかったけど、クリスティーナ・アギレラって凄いんだ。それにしても日本のボーカリストたちと違って米国の歌手はとにかく「吠える」のだなあと感心した。
- ソウルガールズ(hulu)
- こちらも推薦されるままに。こちらは日本公開時の映画評で絶賛されていたので期待して観たけど期待を上回る感動的な映画だった。アボリジニ、ベトナム戦争、J・ブラウン・・・妻も気に入ったようでまた観てしまいそうだ。手放しで素晴らしい。
- ヒップホップ・プレジデント(hulu)
- 何の気なしに観はじめたけど深夜まで止められなかった。オバマ大統領が候補にすらなってない時代の映画だけど、まさにその後の展開を示唆するシーンも多くあり、かつ現在のトランプ大統領候補をも連想させる裾野の広さ、しかししょうもうないギャグの連発で笑ってるうちに終わってしまった。最近ちょっと感じるんだけどこれほどまでに複雑で巨大になった「国家」を大統領という一人の存在に舵取りさせるのはもう限界なんじゃないだろうか。日本の首相制度の方が勝っているという気はないけど。100年後はAIが大統領候補になってるかも。